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五輪イヤーに完成 新雪割橋 観光の目玉に

雪割橋に立つ三村さん。奥では新たな橋の建設が進む
 平成32年に完成する西郷村の新たな雪割橋を拠点に誘客を図ろうと、地元の観光ガイドが動きだした。谷に架かる橋からの四季折々の眺望を楽しみ、村内で温泉やウオーキングを楽しむプランを首都圏などにPRする。東京五輪・パラリンピックに向けて英語を学び、外国人をもてなす。関係者は「村が誇る観光の素材に改めて光を当て、交流人口の拡大につなげたい」と意気込む。

■地元ガイド首都圏にPR 外国人誘客目指す

 新たな雪割橋を核に誘客を目指すのは、村民ら19人でつくる「ツーリズムガイドにしごう」。会長の三村正さん(72)らは県内外からの来訪者に村内の観光スポットを紹介してきたが、最も人気があるのが雪割橋だ。
 昭和33年に建設され、深さ約50メートルの谷に架かる全長約80メートルの橋は村のシンボルと言える。春と夏にはブナやナナカマドなどの新緑、秋には色とりどりの紅葉、冬には渓谷の雪景色が楽しめる。老朽化に伴い、上流約30メートルの場所に建設中の橋は2車線に広がり、歩道が整備される。東京五輪・パラリンピックが開かれる年の開通に向け、三村さんらガイド仲間は村外から人を呼び込む策を練っている。
 村内の甲子温泉、食事や岩登りなどが体験できるレジャー施設のキョロロン村、遊歩道などがある甲子高原地区、戦後に満州からの引き揚げ者が入植し、現在はジャガイモ栽培などが行われている川谷地区を巡る周遊ルートを作る。村観光協会と連携し、首都圏など向けにインターネットを通じて情報を発信する。新たな観光パンフレット作りも進める。
 五輪・パラリンピック開催に伴い、外国人観光客が訪れることも予想されるため、メンバーは英会話を学ぶ。川谷地区の歴史を紹介する語り部の育成を目指す。
 これまで首都圏からの観光客は近隣の栃木県那須町に集中する傾向があった。三村さんは那須に負けない、きらりと光る観光の素材が西郷には眠っていると考える。「新たに生まれる雪割橋と周辺にある温泉、レジャー施設の魅力を伝え、地域の活性化を目指す」と意欲を燃やしている。

カテゴリー:2016 西郷村

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