59市町村応援プロジェクト

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授業に「笑い」導入へ 小中学生に元気と活力 新年度から

遠藤常務(右から3人目)から目録を受ける渡辺町長(同4人目)
 大熊町教委は小中学生の教育に元気や活力を生む「笑い」を導入する構想をまとめた。4月に専門家や教育関係者による推進母体を発足させる。第一弾として平成29年度の大熊中のカリキュラムに漫才などを組み入れ、将来的に町民を巻き込んだ活動にする考え。近く町議会に意見を求めて内容を精査し、関連予算案を3月定例会に計上する予定。

 構想によると、よしもと興業の芸人らを講師に生徒が漫才を学ぶほか、生徒自身がネタをつくり芸人からアドバイスを受ける。国語や総合学習などの時間を活用する。可能なら29年度内に対象を小学生に広げる。
 生徒による発表会を開き面白さを競い合う。教師や保護者にも見てもらい町民全体に落語や漫才などの笑いを体験する機会を設け、町民による漫才大会などの開催を想定している。
 5月下旬には幼稚園や小学校、中学校の教師や保護者らを対象に講演会を開き、落語家ら笑いのプロや専門家の講話、パネルディスカッションで構想に理解を深めてもらう。
 構想をまとめた背景には、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による全町避難から、間もなく6年となる中、町の子どもたちが「県内外から寄せられる多くの支援に報いようと『良い子』を努め続けて疲れている」という保護者や教育関係者からの不安の声がある。
 震災後の避難所や仮設住宅の住民に無邪気な笑顔と行動で笑顔をくれた子どもたちをリラックスさせ、周りの雰囲気も明るくする「笑い」が子どもに必要と判断した。
 武内敏英町教育長は「復興への道は長い。将来を担う子どもたちには途中の『笑い』というサービスエリア(SA)で心を癒やして最後までたどり着いてほしい」と活動の意義を強調した。

■桜の樹木と街路灯「復興の灯り」 民報社が大熊町に寄贈

 福島民報社は18日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を進める大熊町に桜のジンダイアケボノと街路灯「復興の灯(あか)り」1基を寄贈した。
 県内市町村の地域づくりを後押しする福島民報社の「ふるさと大好き 59市町村応援プロジェクト」の一環。贈呈式は会津若松市の町役場会津若松出張所で行われた。福島民報社の遠藤義範常務がプロジェクトの概要を説明し、渡辺利綱町長に目録を手渡した。
 渡辺町長は「少しずつ希望の光が見えてきた。樹木名のアケボノは夜明けの意味だけに、町を象徴するようだ」と謝辞を述べた。柳田淳町産業建設課長、福島民報社の鞍田炎会津若松支社長と野地正三復興戦略・創刊125周年企画推進本部事務局長が同席し、町の復興シンボル「おおちゃん興(お)き上がり小法師(こぼし)」の着ぐるみが花を添えた。
 町は町内の復興拠点・大川原地区に苗木を植樹し、防犯灯も設置する。時期は未定。
 プロジェクトは福島民報社創刊125周年記念事業の一環。平成30年に南相馬市で開かれる全国植樹祭との連携事業として森林や里山保全の機運を盛り上げる。県と県森林・林業・緑化協会、県造園建設業協会、県農林種苗農協などの協力で県内全市町村を巡っており大熊町で46カ所目。
 街路灯は原発事故で避難区域が設定された12市町村を対象に、地域にともる明かりを増やし、帰還した住民らの安全・安心を支えようと寄贈している。寄贈は川内村、田村市、川俣町、楢葉町、広野町、葛尾村、飯舘村に次いで8カ所目。

カテゴリー:2017 大熊町

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