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ふるさと納税 魅力満載 返礼品に異業種の知恵 ヒノキ箱に精肉梱包

精肉を詰めるヒノキの箱を手にする菊池さん
 塙町の畜産農家などでつくる「ミートフーズはなわ」は町内の木材関係業者や学校と連携し、町ふるさと納税用の返礼品として精肉セットを手掛け全国から評判を集めている。精肉を地元産ヒノキの箱に収めた10種類があり「オールインはなわ」を掲げる。3月には加工場を稼働させ、薫製などをラインアップに加える予定だ。関係者は「異業種が知恵を出し合い、町の活性化につなげたい」と張り切っている。
 ミートフーズはなわは畜産、養鶏の農家、精肉店の5人で構成している。ふるさと納税の返礼品として平成27年、オリジナルブランドの牛肉「はなわぎゅう」と豚肉「はなわとん」の焼き肉、しゃぶしゃぶ、ステーキの精肉セットが町に採用された。返礼品として受け付けを始めてから約200件の注文を受けている。
 畜産と林業が盛んな町を納税者にアピールするため、アイデアを凝らしている。地元産のヒノキを町内の製材業「協和木材」から仕入れ、町木工組合の会員が組み立てる。箱に貼るシールとパンフレットのイラストを塙中生、「はなわのお肉」などの焼き印の金型製作を塙工高生が担当した。精肉店が注文に合わせて肉をスライスし、梱包(こんぽう)して納税者へ発送する。肉を取り出した後、ヒノキの箱は物入れとして使ってもらう。
 現在、町内上渋井地区の旧縫製工場を加工場に改修しており、3月に稼働させる。薫製卵やハンバーグなどを製造し、返礼品として送り出す考えだ。注文が増えれば、関係する業界の活性化につながるとみている。
 ミートフーズはなわ代表で林業と和牛繁殖を営む菊池一裕さん(35)=塙町片貝=は22、23両年度、県農業青年クラブ連絡協議会長を務めた。県内外での勉強会などを通じ、福島が復興を果たすためには異業種が連携し、新たな産業を生み出すことが欠かせないと考えるようになった。「身近な企業・団体を巻き込んで、地元経済に新しい循環を生み出したい」と誓う。
 ふるさと納税を担当する町総務課の天沼恵子課長は「林業が盛んな地域特色を生かした取り組み。返礼品の幅がさらに広がれば、納税も増えるはず」と期待している。

※塙町のふるさと納税 JTBが運営する納税サイト「ふるぽ」と提携し、多い時期で約180種類の返礼品をネット上で紹介している。1万円ごとの寄付に対し、納税者に50ポイントずつ付与する。ポイントに応じて、町内の事業所の返礼品と交換できる。平成27年12月に受け付けを始めて以来、約1100件、約3千万円が寄せられた。返礼品が交換されると事業所の売り上げになる。ミートフーズはなわは70~340ポイントの商品を扱う。

カテゴリー:2017 塙町

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