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「花の道」で古里再生 浪江町、復興公園周辺を32年度までに整備

地図あり
 東京電力福島第一原発事故により全町避難が続く浪江町は町内を四季の花々で彩り、全国に復興をアピールする取り組みを始める。平成32年度までに、国、県が町内に設置する復興祈念公園近くにフラワーロード(花の道)を整備する。さらに、花卉(かき)農家を育成して周辺に集約し、同公園などに生花を供給する態勢を整える方針だ。

■沿道に農家集約
 フラワーロード整備は花卉による農業復興を目指す町の「花のまち実現化事業」の一環として取り組む。32年度までに予定されている復興祈念公園の一部供用開始までに、町役場と公園を結ぶ県道長塚請戸浪江線や町道など約4キロの区間内に設ける。
 道路脇に盛り土し、トルコギキョウ、リンドウなどを植える考え。季節ごとに花の種類を変え、年間を通じて町民や町外から復興祈念公園を訪れる人を出迎える。
 町はフラワーロード沿いに花卉農家を集める。農地を借りて栽培に取り組んでもらうことを想定している。さらに、農機具やビニールハウスを無償で貸与し、国の補助制度を紹介するなどして新規就農を促進する。復興祈念公園に花の種苗を提供し、管理作業を担うことで、経営の安定化と雇用創出につなげる。町役場北側に31年度内にオープン予定の町交流・情報発信拠点施設で切り花を販売し、「花のまち浪江」を発信する。
 政府は町内の居住制限、避難指示解除準備両区域を3月31日に解除する方針を示している。馬場有町長は「美しい花は帰還する町民を迎える町の顔になる。復興祈念公園を訪れる全国の方々にも見てもらい、町の再生をアピールしたい」と話している。

■パークゴルフ場も設置へ
 浪江町は32年度までに、復興祈念公園に隣接する避難指示解除準備区域内の南棚塩地区の町有地などにパークゴルフ場を設ける方針。人と人が触れ合う空間を創出し、住民帰還につなげる。
 将来的には復興祈念公園の行事と連携した大会を開くことも視野に入れている。東日本大震災前、棚塩地区の交流施設「マリンパークなみえ」には町営パークゴルフ場があり、多い日で1日約200人訪れていた。津波で流失したため、愛好者らから避難指示解除後の再整備を求める声が挙がっていた。

カテゴリー:2017 浪江町

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