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ユネスコエコパーク登録から3年 動植物保護強化へ 独自に希少種指定 「保護監視員」制度も新設

 只見町は只見ユネスコエコパーク登録から3年を迎える6月を前に、動植物の保護を強化する体制を整備する。国の法律や県の条例で保護が定められている希少種に加え、町が独自に「貴重野生動植物」を指定し、捕獲・採取を制限する。さらに「野生動植物保護監視員」制度を新設し、町内の自然を保全する。

 貴重野生動植物の指定は昨年6月に施行された町野生動植物保護条例に基づく施策。魚類、両生類、昆虫、植物に分類され、ニッコウイワナやクロサンショウウオ、オオクワガタなど計70種前後が候補に挙がっている。種の保存法や県野生動植物保護条例などですでに保護対象となっているイヌワシなどの生物は除いた。
 只見ユネスコエコパーク支援委員会や町民の意見を踏まえて町が指定する。町条例で貴重野生動植物の捕獲や悪影響を与える活動を控えることが努力義務となっており、大量捕獲の場合は1万円以下の罰金とする規定が設けられている。町は指定した貴重野生動植物のパンフレットを平成29年度中にも作成し周知を図る方針だ。
 野生動植物保護監視員は町内に住む町公認自然ガイドから15人程度を委嘱する。ガイド登録者は現在25人で、いずれも地域の動植物の生態に詳しい。違反行為を通報し、注意指導することもできるため、巡回中の事故などに備えて非常勤の町職員とする。
 こうした施策の背景には、希少動植物の販売業者や収集家による捕獲・採取が町内で絶えない現状がある。
 菅家三雄町長は「貴重な動植物を保護する機運を高め、人間と自然が共存するユネスコエコパークの理念を広めたい」としている。

※ユネスコエコパーク 貴重な自然や文化が残る地域を対象に、生態系の保全と持続可能な利活用の調和を目的として国連教育科学文化機関(ユネスコ)が登録している。世界にガラパゴス諸島(エクアドル)など約670地域がある。国内は只見(只見町全域と檜枝岐村の一部)と志賀高原(群馬、長野両県)白山(石川、岐阜、富山、福井各県)大台ケ原・大峯山・大杉谷(奈良、三重両県)屋久島(鹿児島県)綾(宮崎県)南アルプス(山梨、長野、静岡各県)の7地域。

カテゴリー:2017 只見町

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