59市町村応援プロジェクト

  • Check

親水公園整備へ つり橋周辺、協力隊拠点も

 矢祭町は今年度、奥久慈県立自然公園矢祭山の「あゆのつり橋」周辺に親水公園を整備する。園内に体験型の施設や町地域おこし協力隊の活動拠点、駐車場を併設し、平成30年度に供用を開始する。来訪者が久慈川に触れながらゆったりと滞在できる観光地づくりを目指し、交流人口拡大につなげる。

 整備予定地は【図】の通り。JR水郡線矢祭山駅南側から親水公園を通って久慈川の川辺に下りられるよう構想している。町は昨年11月、つり橋のたもとにある民有地の建物と土地約3000平方メートルを取得した。
 取得した木造2階建ての民家を改修し、3人の町地域おこし協力隊の住居兼活動拠点とする。民家の別棟も活用できれば、観光客がアユの塩焼きやアユ釣り、町の花「ツツジ」を使った草木染を体験できる場を設ける。町民や協力隊員に運営に参加してもらい、交流を通じ新たなにぎわいを創出したい考えだ。
 19日から矢祭山の将来像を考える町民ワークショップを実施し、町民の意向を公園設置の構想に反映させる。今月中に測量・設計に入る。親水公園整備後の交通量増加に備え、118号国道と親水公園を結ぶ生活道路を拡張する。町は総事業費を約9000万円と見込んでいる。
 町によると、町内の観光客は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故前の22年が15万3000人だった。原発事故の影響などで24年は11万3000人まで落ち込んだが、28年は12万9000人に回復した。
 一方、矢祭山駅周辺の飲食店はかつて10店舗ほど営業していたが高齢化などで現在は5店舗になった。矢祭山観光センターのおかみ藤井喜代子さん(72)は「子ども連れが長い時間を過ごせるような施設にしてほしい」と期待した。
 自然公園矢祭山は山あいに広がる約668ヘクタール。中心を流れる久慈川を見下ろすようにして山々に奇岩怪石(きがんかいせき)が連なる。春はツツジと桜が山肌を彩り、秋は木々の紅葉に染まる。アユ釣りのポイントとしても知られる。

カテゴリー:2017 矢祭町

「2017 矢祭町」の最新記事

>> 一覧

59市町村応援プロジェクト 2017の最新記事

>> 一覧