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エネルギー活用先進地へ 新地駅周辺で事業本格化

 地域内で生まれたエネルギーを効率よく活用する新地町のスマートコミュニティ事業がJR新地駅周辺で本格化する。相馬港に整備中の備蓄基地から液化天然ガス(LNG)の供給を受けて発電した電力と温熱・冷熱を、新たに営業を始めるホテルや温浴施設に平成30年度から供給する。東日本大震災からの復興に向け、環境負荷の少ないエネルギーシステム導入の先進地を目指す。
 新地町のスマートコミュニティ事業の総事業費は約14億1200万円で、町は28年度から経済産業省の補助金を活用して取り組みを進めている。
 事業対象区域は【図】の通り。相馬港4号ふ頭に造られる資源開発大手「石油資源開発(東京都)」のLNG基地から天然ガスパイプラインで運ばれたLNGを燃料に、地域エネルギーセンターで発電する。発電能力は毎時175キロワット。電力に加え発電で生じる温熱、熱交換器で発生させる冷熱を町が新地駅前に誘致するホテルや温浴施設をはじめ、住民が集う交流センター、スポーツ施設、農産物の6次化施設など各種施設に供給する。
 ガス発電による電気料金は、他の手法に比べ若干安いという。天然ガスパイプラインは耐震性に優れており、災害時にも安定してLNGを送ることができる。
 町は民間企業と共同出資し、事業の管理・運営を担う新会社を9月に設立する。電力と温熱・冷熱の販売代金を年間約7300万円、収益を約300万円と見込んでいる。
 事業を町民の雇用の受け皿とする一方、全国からの視察を受け入れ、交流人口の拡大を目指す考えだ。加藤憲郎町長は「企業と連携して事業を成功させ、町内の経済活性化につなげたい」と意欲を見せている。

カテゴリー:2017 新地町

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