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若い力で活性化 古里に力

自転車による地域活性化への思いを語る穴沢さん。磐梯町では誘客資源を活用したにぎわい創出が盛んになっている
 磐梯町の未来を担う若者が町の自然や産業を活用して古里ににぎわいをつくるプロジェクトを立ち上げた。磐梯山麓の高低差を利用した自転車イベントや町内に国内有数のカメラメーカー「シグマ」の主力工場があるのを縁に撮影会を企画するなど誘客資源に熟知した住民の視点を活性化に生かす。

■自転車イベントや地域の宝撮影会

 自転車イベントは9月2日に開催予定だ。町内などを通る磐梯山ゴールドラインを含む全長約60キロ、最大の高低差約700メートルのコースを設定。マイペースでペダルをこぎながら雄大な眺望を眺め、豊かな自然を体感してもらう。首都圏を対象に20組程度の参加者を募る。休憩地点では町特産品などを振る舞い、地元の味もアピールする。
 主催する「磐梯山宝の山自転車プロジェクト」代表で会津若松市の会社員穴沢宏之さん(33)=磐梯町出身=は「町を自転車好きの聖地にしたい」と意気込んでいる。
 撮影会はシグマ(本社・神奈川県)が町内に国内唯一の生産拠点「会津工場」を構えているのを契機に、有志が「カメラプロジェクトチーム」を発足させた。地域が誇る産業を地域おこしに生かす試みだ。5月にも町内の国指定史跡慧日寺跡で開かれる催しに合わせて撮影会を開催し、撮影した画像を会員制交流サイト(SNS)などで公開して地域の魅力を発信する。
 リーダーで町職員の五十嵐卓さん(34)は「カメラやレンズが町内で製造されているという"地の利"を通して地域の良さを伝えたい」と思いを描いている。
 10月22日には主婦や生産者グループが協力して地域の食材を使った料理を提供する「磐梯そとごはんフェスティバル」を磐梯山慧日寺資料館周辺で繰り広げる。
 このほかにも生産者の若手有志が地元農産物の利活用や食育などを目的としたバーベキューイベントを実施する計画を練っている。

■町、観光人材を育成 住民有志がプロジェクト

 JRグループなどが一昨年県内で展開した実施した「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」の後、町は観光振興に向けた人材育成に力を入れている。
 昨年7月に地域資源を生かした観光振興を考える講演会を開催した。出席した若い世代を中心にテーマを定めてプロジェクトチームを発足させた。
 講師を務めた県観光アドバイザーで観光まちづくりが専門の大沢健和歌山大経済学部教授は「住民の夢見る力が地域をつなげ、古里の未来を開くきっかけになる」とエールを送っている。

カテゴリー:2017 磐梯町

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