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就農支援へ訓練所 30年度開設 町、研修生に給付金 道の駅で収穫野菜販売

 国見町は平成30年度、就農希望者らに野菜の栽培技術を教え、担い手を育成する「くにみ農業ビジネス訓練所(仮称)」を開所する。研修は最大2年間で、給付金を支給し期間中の生活を支援する。終了後には町内の農地と住居を紹介し、定住につなげる。訓練所で取れた野菜は町内に開所する道の駅「国見あつかしの郷」で販売し、町の新たな特産品化を目指す。

 国見町は3日にオープンする道の駅「国見あつかしの郷」南側の民間農地約5000平方メートルを買い上げ、訓練所を整備する予定だ。研修棟やトマトの養液栽培用鉄骨ハウス、野菜栽培用パイプハウス、露地栽培用農地などを設ける計画で、町が運営する。
 訓練所の研修生として新規就農を目指す町内外の青年層やUターン・Iターン者を想定し、初年度は3人程度を受け入れる方針。町のホームページで周知するほか、首都圏で就農相談会などを開いて募集する。町職員が指導者となり、野菜の生産から流通・販売まで実践的な内容を年間1200時間程度、指導する。
 開所当初は比較的栽培しやすいミニトマトやスイートコーン、キュウリ、インゲンを生産し、道の駅などに出荷する。
 国の「農業次世代人材投資資金」などを活用し、研修生には年間最大で150万円の給付金を支給する。終了後には、町内に定住してもらうため借り受け可能な遊休農地や民間住宅、空き家の情報を提供していく。
 町内の45歳未満の農業者は約40人で、町は訓練所での研修を通じて担い手となる農家を増やしたい考えだ。一方、町内の土地は粘土質で野菜作りに向かず、コメと果物が生産される農産物全体の8割を占める。訓練所で野菜の新たな栽培法の確立も目指す。
 国見町の取り組みについて、農林水産省就農・女性課は「就農希望者が実践的に農業を学べる施設は全国的に数少なく、農業の担い手確保につなげてほしい」としている。太田久雄町長は「これからの時代を支える若手農業者と道の駅を連携させ、町の産業活性化に結び付けたい」と話している。

■道の駅きょうオープン
 国見町の道の駅「国見あつかしの郷」は3日午前10時、町内藤田の4号国道沿いにオープンする。
 道の駅は町の特産品や6次化商品が並ぶ直売所のほか、地元食材を使った料理が味わえるレストラン、子どもの遊び場などを備えている。駐車場は大型、小型、障がい者用合わせて181台分ある。オープンの3日から5日間は周辺に臨時駐車場を準備し、計約1000台分を確保する。

カテゴリー:2017 国見町

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