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関東・東北豪雨で被害 駒止湿原への道 来月からバス運行 土、日、祝の予約制

新緑の駒止湿原をパトロールする君島さん(右)と瀬谷さん
 平成27年9月の関東・東北豪雨で道路が寸断され入山禁止となっていた駒止(こまど)湿原(南会津町、昭和村)への南会津町側の道路が一部復旧し、6月3日から予約制シャトルバスで入山できるようになる。土、日曜日と祝日のみ運行する。
 駒止湿原への3つのアクセス道路はいずれも豪雨で通行止めとなった。ワタスゲの群生地として知られ多くのハイカーが訪れることから、南会津町が道路の早期復旧を進めていた。
 今回復旧した南郷側からの道路は道幅が狭く、他のアクセス道路の工事の影響もあり、入山はシャトルバスに限定する。一般車両は引き続き入山禁止とする。
 シャトルバスは町内のみなみやま観光が運行し、1週間前までに予約が必要。ガイドが付き、町内の会津田島駅を午前10時に出発し、駒止湿原を2時間程度散策し、午後2時半に会津田島駅に戻る。団体の場合は行程の要望に応じる。町内の会津高原だいくらスキー場からも乗車できる。料金は1人2500円。
 問い合わせはみなみやま観光 フリーダイヤル(0120)915221へ。

※駒止湿原 南会津町と昭和村にまたがる国指定天然記念物。標高約1000~1200メートルに位置し、面積は約150ヘクタール。ブナ林の中に大谷地、白樺谷地、水無谷地の3つの湿地が広がり、ミズバショウやワタスゲ、ニッコウキスゲなどの高山植物が見られる。

■「貴重な自然伝えたい」案内会長の君島さん 
 駒止湿原案内の会会長を務める南会津町の君島満三さん(78)は22日、駒止湿原に今年初めて入った。案内の会はガイド活動だけでなく、駒止湿原保護協議会からパトロールを委託されている。案内の会会員で町内の瀬谷加代子さん(58)とともに約4時間かけ巡回した。芽吹くブナ、咲き始めたミズバショウ...。豪雨前と変わらない姿があった。
 君島さんは豪雨の約半月後、状況確認のため徒歩で湿原を訪れた。植物にはほとんど影響がなく胸をなで下ろしたが、道路は土砂崩れで寸断されていた。入山できないことを知った友人らの残念がる声を聞くのがつらかったという。
 待ち望んだ一般の入山再開が6月に迫る。案内の会がシャトルバスのガイドを担う。駒止といえばワタスゲで有名だが、今年は特に密度が高く、6月20日ごろには一面に白い穂が広がりそう。「再びハイカーでにぎわうよう貴重な自然を伝えていきたい」と言葉に力を込める。

カテゴリー:2017 南会津町

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