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来月2日からキャンペーン第2弾 コイ 食べに 来い

「トラットリア クッチーナ」が提供するカルパッチョなどコイの洋風料理
 郡山市が8月2日から1カ月間展開する「鯉(こい)食キャンペーン」に参加する飲食店は、従来の和食の他にイタリアン、中華などバリエーション豊かな独自のコイ料理を提供する。前回2~3月開催時の2倍となる28の飲食店が名乗りを上げ、各店の料理人が腕によりを掛けて準備を進めている。市は食材としての魅力が増しているコイ料理を観光の目玉に育てたい考えで、市内外への人気拡大に期待が高まっている。

■和洋中多彩に提供参加店倍増
 キャンペーンでは、あらかじめ参加を希望した店がそれぞれの個性や技術を生かし、創意工夫を凝らした料理を用意する。全国有数の生産量を誇る市特産のコイのおいしさを広め、産業振興につなげるのが狙いだ。市は参加店を紹介するパンフレットを1万部配布し周知する。参加店の倍増について市は「コイ料理で地元を盛り上げたいという思いが市内の飲食店に浸透し、機運が高まっている」とみている。
 初参加の「京香」は、郡山ブランド野菜の佐助ナス、市内産の白髪ネギと合わせた純和風の料理を考案。赤松善裕副料理長(30)は「他の参加店と切磋琢磨(せっさたくま)できるのもうれしい」と臨む。「トラットリア クッチーナ」は、カルパッチョやアクアパッツァなど、イタリア定番料理の素材にコイを使う。松本康弘社長(45)は「洋食はバリエーションが豊か。コイの可能性を広げたい」と意気込んでいる。
 市の玄関口・JR郡山駅前にある郡山ビューホテルアネックス内の「スプーン」では、幅広い層に好まれる調理法に腐心した。滝田慎一シェフ(39)は「旅行客にもコイのおいしさを知ってもらいたい」と話す。居酒屋の「安兵衛」は、全国新酒鑑評会で金賞受賞数5年連続日本一を達成した県内の日本酒との取り合わせにもこだわった。店内には多くの銘酒をそろえてあり、早川健児店長(40)は「酒どころ福島の強みを生かす」と策を練る。
 コイ料理を出す飲食店を増やす一方、郡山市はお土産や贈答品にもなる商品作りに向け、コイの加工品開発にも一層力を入れる。
 キャンペーンの問い合わせは市園芸畜産振興課 電話024(924)3761へ。

※郡山市のコイ
 安積疏水を流れる猪苗代湖の清らかな水と市内で盛んだった生糸の製造過程で出る蚕のさなぎを餌に育まれてきた。年間の生産量は長年、全国有数を誇っている。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生した2011(平成23)年の生産量は480トンで前年の2010年が930トンから大幅に落ち込んだ。その後は年々回復傾向にあり、2012年が565トン、2013年が602トン、2014年が738トン、2015年が895トン、2016年が850トンとなっている。

カテゴリー:2017 郡山市

「コイ料理を普及させる」と決意を新たにする赤松副料理長

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