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相互交流を拡大 中島村とマレーシア・コタキナバル市

 中島村と村国際交流協会は、村内の中学生の修学旅行先として縁のあるマレーシア・コタキナバル市との相互交流を拡大する。2018(平成30)年度にも、新たに村内のさまざまな分野で活躍する社会人十数人をコタキナバル市に派遣して農業や観光業などを学んでもらい、村の産業振興に役立てる。将来の姉妹都市締結を視野に派遣事業を継続し、国際感覚に優れた人材の育成を図る。

■社会人派遣 農業や観光学ぶ
 村は今秋にも派遣事業に参加する村民の募集を始め、農業や商工業、行政区などのリーダーに広く参加を呼び掛ける。十数人程度の参加を想定し、村の2018年度予算に事業費を計上する方向で検討している。
 コタキナバル市は、マンゴーなどの果樹栽培や街頭で魚や肉、果物などを販売する「夜市」、外国人旅行客向けの観光産業などが盛んだ。派遣事業の参加者は果樹や野菜の栽培農家で農業体験に取り組むほか、現地で夜市の運営方法や東南アジアの観光産業の現状などを学び、村内の産業活性化や地域づくりに生かす。
 将来的にコタキナバル市からの訪問団を受け入れる構想もある。村は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の教訓を伝え、マレーシアでの防災教育に役立ててもらう考えだ。
 加藤幸一村長は2月にコタキナバル市で楊文海(ヨウ・ブンハイ)市長と会談した。楊市長も村民・市民レベルの交流に前向きな考えを示したという。加藤村長は「マレーシアは多様な文化が混在する多民族国家。参加者は日本では学べない貴重な経験を積み、将来の地域づくりに生かしてほしい」と期待している。
 村国際交流協会は25日に開く理事会などを経て日程や参加人数の検討に入る。緑川孝夫会長は「村民が視野を広げる一助にしたい」と話している。
 村とマレーシアとの交流は、村内の農家が同市から農業研修生を受け入れたのをきっかけに始まった。村は2014年にマレーシアへの中学生派遣事業を開始し、2年間は希望者を派遣。2016年と2017年は中島中の修学旅行として3年生を派遣した。
 10月には修学旅行で中島中の生徒が交流したイナナムセカンダリースクールの生徒や校長、教員計4人を村に招待し、中島中の文化祭やホームステイでもてなす。中学生海外派遣事業の開始以降、コタキナバル市の中学生は毎年村を訪れており、相互交流の下地は整っている。

※コタキナバル市
 首都クアラルンプールに次ぐマレーシア第2の都市で人口約50万人。ボルネオ島に位置し、マレーシア東部の政治・経済の中心地となっている。マレー系や中国系、インド系などの多民族が生活する。イスラム教徒が多く、州立と市立のモスクがある。多彩な動植物が生息する熱帯雨林地域にあり、東南アジア最高峰で世界自然遺産に登録されているキナバル山(4、095メートル)が有名。観光産業が盛んで海に面したリゾートホテルが多数ある。

カテゴリー:2017 中島村

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