59市町村応援プロジェクト

  • Check

なかやま雪月火 2夜連続に 2月16、17日

「なかやま雪月火」二晩開催へ準備を進める地区住民。過去のポスターには幻想的な光景がデザインされている
■観光客ら要望、新企画も 準備に人手不足 ボランティア募集
 下郷町の中山地区で毎年2月に一夜限りで行われてきた「なかやま雪月火(せつげっか)」が観光客らの要望に応え、来年は二夜続けて催される。2000以上の雪灯籠が並ぶ厳冬の風物詩で、来年はオリジナルのアロマキャンドルをともすなど新たな試みも計画している。しかし、わずか20世帯の地区にとって準備の人手確保は大きな課題。二晩開催へボランティアを広く募り、参加型の「雪月火」にしていく。

 来年は2月16、17両日の夜に行い、会場は例年と同じなかやま花の郷公園。雪を使って地域おこしをしたい-と2005(平成17)年に始まり、住民でつくる実行委員会が毎年西暦と同じ数の雪灯籠を設けている。雪原に温かなろうそくの明かりが連なり、日本夜景遺産に認定されている。今では一晩で約1000人が訪れるイベントに成長した。
 美しい光景が話題となり、観光客や近隣の温泉施設、旅行会社から開催日を増やすよう要望があった。しかし、中山地区の住民が中心となり準備しており、2000個以上の雪灯籠を設け、その中に入れるペットボトル製の燭台(しょくだい)を作るのは手間がかかる。県や町の職員が手伝ってくれるが、開催日を増やせばとても間に合わない。費用もかさむなどの課題が出ていた。
 そんな中、来年2月に向け、旅行会社の東武トップツアーズ(東京都)などとの話し合いで、準備のため一般にボランティアを募る案が出された。二晩になれば2倍に膨らむろうそく代などの経費も同社が支援することを申し出た。地域の宝の「雪月火」をもっと多くの人に見てもらいたいと考えていた住民は新たな応援を得て、二晩開催に挑戦することにした。
 住民は魅力もアップさせる新企画を立てた。アロマオイルの開発などを手掛けるエアアロマジャパン(東京都)と連携し、雪月火のイメージの香りがするアロマキャンドルを作り、大きなかまくらの中にともす。夜景に加え、香りでも雪月火を楽しんでもらい、若い女性らを呼び込む。
 さらに餅つきなどのイベントも予定し、来場者の倍増を目指す。準備にボランティアを募集するだけでなく、一般来場者に点火に協力してもらい、参加型の催しにする。東武トップツアーズは近隣の温泉施設と連携し宿泊プラン作りを進める。
 ボランティアを広く募っての中山地区のチャレンジは、高齢化が進む中、住民だけで準備、運営を行うことが今後難しくなっていくという背景もある。渡部栄一中山区長(68)は「地区の誇りの雪月火を長く続けていくためのスタートにしたい」と話している。

■灯籠作りや運営を支援
 「なかやま雪月火」は開催前日の来年2月15日から雪灯籠作りのボランティアが必要で、東武トップツアーズなどが今後、詳細を詰めた後に募集する。厳冬期のため宿泊先なども確保して受け入れ体制を整える予定。雪灯籠作りのほか当日の運営支援も含め1日当たり30~40人を想定している。

カテゴリー:2017 下郷町

「2017 下郷町」の最新記事

>> 一覧

59市町村応援プロジェクト 2017の最新記事

>> 一覧