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農家民宿 外国人に人気 ダーナビレッジ・小川美農里さん 33

町での田舎暮らしを世界に発信している小川さん一家
 世界約50カ国を旅し、インドなどでボランティア活動を経験した喜多方市山都町出身の小川美農里さん(33)は2年前に西会津町に移住し、山あいにたたずむ農家民宿「Dana Village(ダーナビレッジ)」を始めた。四季折々の自然を楽しみ、ゆっくりと過ぎてゆく時間を提供する。メニューは無農薬野菜が中心。日本の田舎暮らしが体験できると、外国人に人気だ。「震災を体験した福島だからこそできる、環境に優しい暮らしを世界に発信していきたい」と誓っている。

 高校時代に海外に興味を持ち、延べ3年をかけてアフリカや中東を中心に旅した。その後、静岡県の病院で看護師として働いていた2011(平成23)年に起きた東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が人生の大きな転機になった。
 「自然環境に負担の少ない生き方が必要だ」と2013年、病院勤務を辞め、「世界最大のエコビレッジ」といわれるインドのタミル・ナードゥ州にあるオーロヴィルに渡った。現地で水の循環利用や有機農法などを学んだ。約2年間、農場や看護師のボランティアとして汗を流した。
 2016年4月、現地で知り合ったオランダ人の夫ウィックさん(21)と帰国。古里に近い西会津町の旧野沢小安座分校を借り、農家民宿を始めた。自慢の料理の素材は自ら無農薬で育てた野菜と西会津特産のミネラル野菜、地元産米が中心だ。冬期間は冷蔵庫を使わず、雪室に食材を保存している。
 外国人にも同町を訪れてもらおうと、ウィックさんがホームページを作成し、英語でも掲載している。口コミでうわさが広がり、これまでに約15カ国から100人以上の外国人観光客が宿泊し、農業体験に参加している。
 2月にはボランティア活動で知り合った知人に依頼され、デンマークとオランダで講話する予定だ。
 昨年5月に長女安流永(あるな)ちゃん(7カ月)が誕生した。母になり、次世代に安全・安心な社会を残す気持ちをさらに強めている。

カテゴリー:2018 西会津町

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