~ 磐梯朝日国立公園指定60年 ~ 美景 山と湖

2010年5月アーカイブ

(16)<磐梯の恵み> 森映す鏡の水面滑る

【写真】澄んだ空と磐梯山をバックに曽原湖でカヌーを楽しむ観光客。全身で自然を感じることができる瞬間だ。
 まだ雪が残る水辺から曽原湖にカヌーが滑り出すと、森の姿を映していた鏡のような水面にゆっくり波紋が広がった。  「目線がまったく変わります。水上すれすれから眺める風景はひと味違いますよ」。裏磐梯でさまざまな体験プログラムを実施しているもくもく自然塾の...[記事全文

(15)<磐梯の恵み> 「宝石」躍る清き流れ

【写真】清らかな水が流れる大倉川。多くの釣り人が渓流魚を追い求める季節はもうすぐだ
 吾妻の山々から集まった清らかな流れが岩に砕ける。1日ごとに強まる日差しに、しぶきが輝く。緩やかな流れでは川底まではっきりと見える。透明な水は無垢(むく)の自然を感じさせる。  大倉川の深部に人が入れる季節がやってきた。そこには渓流の「宝石」ともいわ...[記事全文

(14)<磐梯の恵み> ブナの森「神」の場所

【写真】天候不順で森の実りの乏しい年はクマ棚の数も少ないという
 「あそこにあったはず」。裏磐梯をよく知る人の話を頼りにブナの森を探し歩いた。  雪が地面を覆う時期は生き物の痕跡を見つけやすい。カモシカの足跡、丸いウサギのふん、細枝の表皮をかんだのは何だろう。しかし、つめの跡もない。  あきらめて帰りかけたとき、...[記事全文

(13)<磐梯の恵み> 水辺に輝く白い妖精

【写真】ぬるむ水に顔を出し始めたミズバショウ。多くのアマチュアカメラマンがさまざまな「美」を求めて訪れる。
 裏磐梯の大地を覆っていた雪が消え始めると、ハンノキ林の水辺にミズバショウが姿を見せる。花言葉は「美しい思い出」「変わらぬ美しさ」。  朝もやの中、白くたたずむ春の知らせを、自分だけの思い出として切り取ろうと、多くのアマチュアカメラマンが足を運ぶ。裏...[記事全文

(12)<磐梯の恵み> 静寂に歴史漂う街道

【写真】雪の残る旧米沢街道の峠道。静寂の中、目を閉じれば、旅人たちの足音が聞こえてくるようだ。
 古代からどれほどの喜怒哀楽が行き来したことだろう。飯豊と吾妻の連なりを越え、みちのくの大都市・会津から米沢に至る米沢街道。明治に入って大峠などが整備されるまで、人と物の大動脈であり続けた道は今、ひっそりと森の中にある。  古くは慧日寺を開いた徳一が...[記事全文

(11)<磐梯の恵み> 自然が描く「水墨画」

【写真】太陽と、雲と、風が雄国沼に描く水墨画。自然の芸術は刻一刻と変わる。正面右が磐梯山
 雲を運んでくるのはかすかな北西の風だ。ゆっくりと動く雲の影が白い雄国沼に、即興の水墨画を描く。  たまに聞こえるのは鳥の声。雪の重みから逃れたササの葉が跳ねて「ザザッ」と鳴る。  冬の間、雲が垂れ込め、雪が閉ざしていた雄国沼がようやく春の日差しを浴...[記事全文

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