~ 磐梯朝日国立公園指定60年 ~ 美景 山と湖

2010年8月アーカイブ

(32)<飯豊はるか> その風景に心奪われ

【写真】青空に映える御西岳、大日岳など飯豊の山並み。この光景に出合うため人々は山に入る。
 飯豊には1度足を踏み入れた人の心をつかまえて離さない魅力があふれる。  喜多方市の山都町ガイド協会長の平野茂夫さん(62)はその一つに豊かな自然を挙げる。「四季折々に表情を変える山は美しい。飯豊に登ると自然に笑顔になっている自分に気付く」  飯豊山...[記事全文

(31)<飯豊はるか> 豪雪の山残る原始性

【写真】飯豊山側から三国岳に連なる尾根の途中。東側に当たる左の斜面は樹木が少なく切り立っている。
 初夏に歩いた吾妻連峰の景色と、飯豊から見える景色は明らかに違う。吾妻では背の高いオオシラビソなどに視界が遮られる時間が長いが、飯豊の尾根には開放感がある。ガスがなければどこまでも続く山並みを見ながら歩くことができる。  県環境アドバイザーで「飯豊山...[記事全文

(30)<飯豊はるか> 登山経験大きく成長

【写真】三国岳直前には難所の剣ケ峰がある。生徒たちは岩に手をつきながら懸命に登った。=山都公民館提供
 「御山(飯豊)掛けをしない者は一人前とみるな」。会津地方にかつてあった俗言だ。険しい山道を越えて、たどり着く飯豊登山は若者が大人の仲間入りをする「成人登山」の意味合いがあった。  喜多方市山都公民館などは毎年夏、子どもたちの成長の機会として中学生に...[記事全文

(29)<飯豊はるか> 細く険しい参拝の道

【写真】飯豊山頂近くの飯豊山神社。かつては白装束の参拝客が鳥居をくぐった。
 喜多方市山都の川入からの登山道は信仰の道だ。飯豊山は神霊への畏敬(いけい)を込めて「御山(おやま)」と呼ばれた。かつては白装束の参拝客が剣ケ峰などの難所を越え、五穀豊穣(ほうじょう)などを願って飯豊山頂の神社を目指した。  飯豊を地図で見ると、福島...[記事全文

(28)<飯豊はるか> 安らぎの空間山小屋

【写真】月山、朝日、蔵王、吾妻など、切合小屋から見える雄大な山々を説明してくれる長谷川さん(左)と佐藤さん。
 信仰の山、飯豊にはかつて行程の区切りごとに小屋があった。今は避難小屋として必要な場所に存在する。本県側の川入(喜多方市)、弥平四郎(西会津町)から入ると、三国小屋にたどり着けばやれやれという気分。その先、切合(きりあわせ)か本山か、どの小屋まで行く...[記事全文

(27)<飯豊はるか> 雨の合間 山の顔多彩

【写真】早朝、一面に雲海が広がり、朝日を浴びて輝く。切合小屋に宿泊した登山客は遠くの蔵王連峰、吾妻連峰などの山並みに目を奪われた=12日午前5時27分
 激しい雨が屋根をたたく。遠くで何度も雷鳴がとどろく。  11日夜。切合小屋の宿泊者の話題は天気ばかり。「台風が近づいている。明日はここを動けるだろうか」。12日、宿泊者が目覚めると、暗い小屋の外はガスに包まれているものの、幸い風も雨もなかった。  ...[記事全文

緑の草原に雪田 飯豊連峰

【写真・左】飯豊山から御西岳に向かう尾根。雲の切れ間に大日岳が見える。緑の草原の所々に真っ白な雪田が残る=11日午前8時30分撮影 【写真・右】飯豊山神社近くに咲いていたヒナユキソウ。登山道周辺ではさまざまな花が登山者を迎えてくれる=11日午前7時4...[記事全文

(26)<飯豊はるか> 眼下に雲海、天空は青

【写真】飯豊山頂も、見えるはずの山々も雲に包まれていたのが、突然、雲が切れて北股岳に続く山並みが顔を見せてくれた=11日午前8時14分
 11日午前4時半、切合小屋はガスに包まれていた。真っ白なベールが周囲の山並みを隠す中、飯豊山に向け歩を進めた。  かつて飯豊山神社に向かう参拝客が草履を履き替えて心身を整えたとされる草履塚を登る。今までガスに包まれていたのが急に視界が開け眼下には雲...[記事全文

豊かな自然の表情に出合う 飯豊連峰

 朝日に輝く緑の尾根が続く。10日早朝、足を踏み入れた飯豊の山は、さまざまな初めての体験を登山者に与えてくれた。ニッコウキスゲやコバイケイソウが斜面を飾り、尾根を走る白いガスも景色に変化を与える。会津、喜多方の平野、はるかに見えるのは磐梯山か。荒々し...[記事全文

(25)<飯豊はるか> 残雪を抱く信仰の山

【写真】切合小屋近くでマツムシソウが揺れる向こうに残雪とともに山々がそびえる。正面の草履塚の右側に雲が切れて飯豊山が見えた=10日午後2時29分
 安達太良、磐梯、吾妻の山々からかなたに見詰めるだけだった飯豊連峰に足を踏み入れる時が来た。初夏まで白い冠をかぶっていた山並みは濃い緑に覆われている。福島、山形、新潟にまたがる巨大な山容は容易に人を寄せ付けず、かつては青年が無事に登山を成し遂げれば一...[記事全文

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