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モリアオガエルの卵塊数1000個 会津若松に大規模生息地

会津若松に大規模生息地

大沼周辺の木々の枝に、白い塊となって垂れ下がっているモリアオガエルの卵塊=6月28日、滝沢さん撮影

 会津民俗研究会長の滝沢洋之さん(66)は、自宅近くの福島県会津若松市門田町御山の大沼が、モリアオガエルの大規模な生息地となっていることをこのほど確認した。先月末から2回現地を訪れ、数1000個の卵塊が木々にぶら下がっている様子を撮影した。「モリアオガエル」の著書もある県自然保護協会レッドデータブック調査員の佐藤金一郎さん(79)=会津美里町=は「卵塊は数十というのが一般的。数千という規模は見たことがない」と話している。
 沼は民家から南東3・5キロほどの標高約530メートルの山中にある。滝沢さんはトレッキングのコース調査などのため6月28日、知人2人と御山に入ったところ、面積1ヘクタールほどの沼の周りの木々におびただしい数の卵塊がぶら下がっているのを発見した。「スギ、ミズナラ、ホウなどの木の枝に1本当たり数十の卵塊が垂れ下がっていた。全部ではどのくらいの数なのかとびっくりした。3000ぐらいはあるのではないかと感じた」という。
 滝沢さんは会津地方の約30の生息地を調べ、著書「モリアオガエル」にまとめた佐藤さんに写真などで確認を要請。佐藤さんも「これだけの規模の群生地は珍しい」と驚いた。2人は、昔はかんがい用に使われていた沼が、水田の減少などで使われなくなったため水量が一定し、繁殖の条件が整ったのではないかと考えている。モリアオガエルは県のレッドデータブックで希少種に位置づけられている。
 現在はオタマジャクシになって沼の水に落ちている時期。佐藤さんは「来年はぜひ最盛期に確認したい」と話している。

カテゴリー:びっくり

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