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日本兵の手紙、古里に戻る 米国から郡山へ

米国から郡山へ

64年ぶりに戻った戦場の手紙を手にする武夫さん(左)と忠一さん

 元米軍兵士の男性が、太平洋戦争中にパプアニューギニアの戦場で見つけた福島県郡山市出身の日本兵の手紙が19日、64年ぶりに同市内の家族関係者の手元に戻った。
 手紙は同市中田町木目沢字蟹沢88、橋本武夫さん(75)の祖父、故橋本常吉さんが、同町上石字谷津86、今泉忠一さん(75)の叔父で日本軍に従軍していた故今泉忠四さんにお守り同封で送ったもの。常吉さんが親類の忠四さんを気遣う心情が切々とつづられていた。
 米国ニューヨーク州のタリータウン市在住で当時、米海軍兵士だったポール・スプレンガーさん(83)が昭和19年4月、制圧したアドミラルティ諸島にあるロスネグロス島の日本軍兵舎で、この手紙を見つけた。
 本国に持ち帰り、銀行の金庫に預けて大切に保管していた。昨年暮れ、差出人住所の「福島県」を手掛かりに知人の日本人女性を通じて、ニューヨーク県人会に持ち主捜しを依頼していた。
 手紙は武夫さん方に国際郵便で届いた。「64年を経て、今泉さんのご家族を捜し当てることができた。さらに手紙を返すことができ、うれしい」というスプレンガーさんの英語のメッセージが同封されていた。
 忠一さんとともに手紙を手にした武夫さんは「スプレンガーさんに感謝している。お礼の手紙を送りたい」と目を潤ませて感激に浸っていた。

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