福島県立図書館(福島市)で蔵書や新聞が切り取られたり落書きされたりする被害が後を絶たない。このため実態を知ってもらおうと、被害に遭った本など約20点を7日から館内に展示し、モラル向上を訴えている。1カ月程度、展示する。
蔵書はページの切り取りや特定部分の切り抜きが多く、辞典や美術関係書籍の被害が目立つ。10ページ分がごっそり切り取られた画集や、赤ボールペンでびっしり書き込みされた学術書もある。
新聞は特定の記事を切り抜いていくケースがほとんど。今年は特に高校野球の記事が狙われているという。
蔵書や資料を切り取るなどの行為は刑法の器物損壊罪、窃盗罪などに触れる。同図書館資料情報サービス部は「切り取りなどをした人が特定できた場合は弁償させている。著作権法の範囲内で複写できるので、利用してほしい」としている。


