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県産野菜バイキング朝食が人気 矢吹調理長(須賀川出身)発案

矢吹調理長(須賀川出身)発案

本県産の新鮮野菜をPRする矢吹さん

 バラエティーに富む福島県産の新鮮野菜を振る舞うバイキング形式の朝食が、東京・銀座の「ホテルコムズ銀座」で人気を集めている。須賀川市出身の調理長矢吹淳男さん(49)が発案したホテルの健康志向の朝食スタイルで、大手のインターネットランキングでも高い評価を得ている。矢吹さんは「余計な味付けはしない。食材本来の味をシンプルな形で味わってもらうのが私の流儀」と語っている。

JR新橋駅に近いビジネスホテル「コムズ銀座」。27日の早朝も、矢吹さんが調理長を務める地下1階のレストラン「cats&dogs」は、ホテル名物となったバイキングを味わう宿泊客らでにぎわった。
 生産者の写真が飾られ、小さな農産物直売所の雰囲気が漂う店内。この日、提供された本県産の食材はヒメニンジン、球ニンジン、聖護院ダイコン、ムラサキニンジン、ワサビ、サトイモ、菜の花、トマト、カボチャ、水菜など10種類を超えた。玉川村や二本松市などから取り寄せた減農薬を含む野菜で、県産豆腐、牛乳なども並んだ。来店者は、フロアを切り盛りする矢吹さんの勧めで塩か、オリーブオイルのシンプルな味付けにして口に運んでいた。
 「40歳を超えたころ、おふくろの味が恋しくなった。古里の味が無性に懐かしくなった」と振り返る矢吹さん。暇があれば地元に戻り、1人こつこつと食材を提供してくれる農家を開拓していった。
 現在の朝食スタイルを始めたのは6、7年前。県内5つの農産物直売所と取引し、扱う野菜は5、60種類にも上るという。矢吹さんは「生産者の顔を知っているから、安心して野菜を提供できる」と自信をみせる。
 「野菜の鮮度が違う。味が濃い」と評判を呼び、大手ネットの都内ホテルランキング食事部門で1位に輝いた。オリジナルの朝食スタイルは口コミで広がり、宿泊客以外の客も来店するようになった。全国のホテルから視察が相次いでいるという。矢吹さんは「野菜中心の食事を提供し、食育のようなことにもつながればうれしい。古里・福島県とのつながりをさらに深めたい」と夢見ている。

カテゴリー:なるほど

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