ライブ演奏本番を前に、準備に当たる三浦さん
年の瀬を迎え、イルミネーションが街を彩る福島市のパセオ470。5日夜、通りに面した「光のしずくパセオスペース」から軽快な生演奏が響き、店内は観客の熱気にあふれた。「金ジャズ」の最初の夜だ。
企画したのは、福島市のハーヴェストミュージック社長三浦隆之さん(50)。30年にわたってパセオ470でレコード・CD販売に携わってきたが、ネット販売のあおりを受け、9月に8年間経営した店を閉めた。「閉店を惜しむ声が多くて…」。苦渋の選択だった。
閉店後も「音楽で街を元気づけたい」との思いから、元の店舗を借りてライブ演奏を企画。親交のあるミュージシャンから“ノーギャラ”で出演の約束を取り付けた。
イルミネーションが点灯される来年2月まで、毎週金曜日にジャズを中心としたライブ演奏を催す。「自分ができることで街のために貢献できれば」。三浦さんの言葉に商店街への限りない愛着がにじんだ。


