平成19年7月の台風4号の影響で根元から折れてしまった福島県小野町の天然記念物「観音桜」の倒木から、新しい芽が出て苗木に育ち、待望の子孫樹が誕生した。宍戸良三町長が14日、記者会見し明らかにした。
観音桜は、日本固有のエドヒガン系の紅枝垂(べにしだれ)で、町内小戸神日向の東堂山満福寺近くにあった。倒木後、町や地元の団体などが挿し木などして子孫樹の育成を試みたが、うまくいかなかった。
昨年5月中旬ごろ、近くを通り掛かった宍戸町長が芽が出ているのを確認。県林業研究センターに管理を依頼した。同センターによると、倒木から苗木になることは珍しいという。また、小野高でも研究課題「バイオテクノロジー」の一環で養成に取り組んでいる。
町は2年後をめどに、観音桜があった場所近くに苗木を移植する予定。
宍戸町長は「苗木は観音様の生まれ変わり。町の代表的な桜だったので再生できてうれしい」と話している。
台風で倒木の桜から新芽 小野の「観音桜」2年後に移植へ
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