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『母校』石川小で教育実習 豪の大学生 ブレイクモアさん

図工の授業で児童と触れ合うブレイクモアさん

 福島県石川町の石川小(大楽宣和校長)で、オーストラリアのニューキャッスル大の学生エリザベス・ブレイクモアさん(21)が教育実習をしている。平成9年度に石川小の3年生として学んだことがあり「『母校』で再び学びたい」と実習先に選んだ。期間は7日から7月2日までの約1カ月間。県教委や町教委によると、海外の大学から教育実習生が訪れるのは珍しい。
 「エリザベス先生、この紙を張って」。1年3組の図工の授業を参観したブレイクモアさんは、担任教諭の補助をする形で子どもたちを指導した。箱に紙やひもをつけ手作りのバッグを作る授業。「ここに張ればいい?」。滑らかな日本語ではないが、言葉には優しさがこもっている。
 実習スタートから約1週間経ち、今は英語の指導補助などもこなしている。実習後半には音楽、図工の授業で子どもたちを教えることを希望している。
 指導教官の宗形千賀子教諭は「自分から子どもたちに話しかけ、分からないことがあれば辞書を引いて覚えようとしている」と積極的な姿勢を評価する。
 ブレイクモアさんは9年度1年間、町国際交流員を務めた母キムさんら家族と一緒に石川町に住んだ。当時を知る大楽校長によると、日本語を覚え、方言交じりで話すほど日本の生活になじんだという。当時、帰国する際発行された校報には「わたしは、いっぱいともだちができました。にほんのせんせいやともだちはとてもやさしかったです」と書き残している。
 大楽校長は「児童にとっては外国人と接することができる貴重な機会になる。ブレイクモアさんには将来、日本とオーストラリアの懸け橋になってほしい」と期待している。
 ブレイクモアさんは「子どもたちの得意なことを見つけ、伸ばす教員になりたい」と笑顔を見せていた。

カテゴリー:なるほど

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