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須賀川市に6000万円 元警察職員安藤さん イブに贈る

人材育成のためにと須賀川市に6000万円を寄付した安藤さん

 福島県須賀川市守谷舘の元警察職員、安藤ツヤさん(80)は24日、須賀川市の子どもたちの人材育成のためにと市に6000万円を寄付した。給与や年金、退職金などを基に節約を重ねた浄財で、クリスマスイブの日を選び市役所に小切手を届けた。
 安藤さんにとって、市にまとまったお金を贈るのは20年来の夢だった。思い立ったきっかけは、市出身の実業家坂本鉄蔵氏の寄付を基にした奨学金制度を新聞報道で知ったこと。奨学金を受けた学生が熱心に勉強し、坂本氏の墓参をするエピソードに強く心を動かされたという。
 平成元年、須賀川署会計係主査を最後に退職するまで42年間、同署に勤務した。借家のまま、兄(故人)と2人で暮らし、質素な生活を続けた。
 「積んだお金を下ろさない」がモットーだった。金融機関から資産運用のアドバイスも受け、お金をためた。今後も年金生活を続けていくが、支障のない範囲での全財産を贈った。
 市幹部、報道陣を前に「こんなに集まっていただき、緊張し、感謝しています。どうか、子どもたちのために使ってください」と言葉少なに話した。
 須賀川署時代の同僚で同署長も歴任した渡辺武さん(86)=福島市=が代理人として同席し、善意の背景を説明した。今夏の猛暑で体調を崩したこともあり、年内に寄付がしたかったという。
   ◇  ◇
 「とても感動しています。安藤さんの心を十分に生かします」。橋本克也市長は深く敬意を表した。クリスマスイブに届いた大きな思い。市は人材育成のためにどのような施策、事業ができるか慎重に検討していく。

カテゴリー:びっくり

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