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離れ離れの友に応援歌

避難先で買い求めたキーボードに向かう有希乃さん

 福島県南相馬市原町区から相模原市に避難している松平有希乃さん(11)は、原発事故で離れ離れになったクラスメートを歌で結ぼうと作詞作曲した「フィアレス-確かな希望へ」を動画投稿サイトに載せた。避難先でそれぞれの春を迎えたが、「心は一つ」と地元で再会できる日を待ち望んでいる。
 有希乃さんは南相馬市原町区の大甕小に通っていた。自宅、学校とも津波の被害を免れたが、3月12日に福島第一原発1号機が水素爆発、父康隆さんの実家がある相模原市に一家で身を寄せた。直後に自宅は避難指示の「20キロ圏内」に。帰宅は困難になった。クラスメート31人とは大震災以来会っていない。自宅を津波で失った友人もいる。離れていても友情にエールを送りたい-得意の音楽でメッセージを送ることにした。ピアノや譜面は自宅に置いたまま。相模原市内のリサイクルショップでキーボードを買い求めた。
 歌詞に古里・原町の美しい景色をちりばめた他、「何度でも、どこからでも始められる」と力強いメッセージも込めた。
 今月から相模原市の上溝小に編入した。友人たちも青森、埼玉、京都などの学校に移った。動画を見た友人から「元気が出た」「とてもうれしい」と返事をもらった。有希乃さんは「お互いに支え合いながら、一日も早く地元で会いたい」と再会に向けて前向きに歩んでいる。

カテゴリー:響く

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