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仮設の夜に火の用心

他の団員と一緒に夜警をする河野さん(中央)

 「火の用心、火の取り扱いには気を付けて」。双葉町民が避難生活を送る福島県いわき市の南台仮設住宅。町消防団第二支団の5人が師走の仮設住宅で夜警に励む。支団でポンプ車などの整備に当たる機関長を務める河野弘幸さん(46)は「仮設は長屋造りで、火災が発生したら一大事」と思いながら声を張り上げている。
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 東京電力の関連会社に勤務しながら、32歳の時、町消防団に入団。仕事の傍ら地域の火災予防に努め、万が一の際は消火活動に従事してきた。
 震災後、横浜市の親戚宅に身を寄せ、避難生活を送っていた。他の団員と同じ土地で生活しようと、昨年10月、南台に移り住んだ。仮設から火事を発生させないため同12月から、中心になって夜警を実施してきた。
 気ぜわしい年末年始から年度末にかけて警戒を強化しようと、今月下旬から来年3月20日までは毎週火、金曜日の2回、巡回する。
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 巡回中、腰には木に鎖を付けた通称「ばんぎ」を巻き、住民の耳に残るよう工夫している。「震災に遭った住民が、これ以上、悲惨な体験をしないよう活動していきたい」。住民が笑顔で古里に戻れることを願い、夜警を続ける。

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