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古里の治安町民の手で 避難区域の空き巣逮捕に貢献 富岡町消防団員ら

署長感謝状贈呈式に臨んだ(左から)宍戸さん、宮本町長、安藤さん、渡部署長

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域の連続空き巣事件で、福島県富岡町で空き巣容疑の犯人逮捕につながる情報を寄せたとして同町の「とみおか守り隊」は23日、双葉署から署長感謝状を贈られた。町消防団員による組織で、避難区域の町内で見守り活動を続ける。贈呈式で安藤治隊長(64)=町消防団長=、隊員の宍戸弘道さん(55)=町消防団庶務分団長=は古里を守る決意を新たにした。
 同隊は約30人が1日三交代制で毎日、午前7時から午後6時まで消防車で町内を巡回している。4月上旬の午後5時半ごろ、宍戸さんの班が巡回中、あるアパートの前に止まっている不審なワゴン車を発見、双葉署に通報した。ワゴン車は逃走したが、この情報がその後の犯人逮捕につながったという。
 贈呈式は23日、郡山市の町役場郡山事務所で行われ、渡部敏久署長が安藤隊長に感謝状を手渡し、「積極的な活動によって捜査の大きな力となった」とたたえた。同席した宮本皓一町長も「町民が避難する中、今後とも尽力を期待したい」と謝辞を述べた。
 同隊は防火という消防団の従来の役割に加え、巡回による防犯効果を担っている。避難区域再編や、常磐自動車道の常磐富岡インターチェンジ再開通などを受け、避難区域の町内で人の出入りが増加し、空き巣被害なども出ている。宍戸さんは「今回の逮捕でいつでも隊員が目を光らせているぞというアピールになれば」と力を込める。安藤隊長は「消防団と同様、町民の財産を守るという覚悟を持ってやってきた。地域住民の信頼を裏切らない活動を今後も続ける」と誓った。

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