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カワアナゴ、いわきで捕獲 茨城北限の魚

 関東地方以南に生息するハゼに似た魚「カワアナゴ」が、いわき市の釜戸川で19日までに捕獲された。これまで通年で生息できる北限と考えられていたのは、茨城県の那珂川。釜戸川には2011年4月に起きた東日本大震災の余震で噴出した温泉が流れ込んでいるため、北限より北で生息できるようになった可能性がある。
 カワアナゴは昨年10月、近くの住民が竹を編んだ漁具でウナギを捕ろうとして捕獲した。体長は約15センチで成魚。
 いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」によると、カワアナゴは川で産卵、ふ化後に海へ下り、稚魚が再び川を遡上(そじょう)して成長するとみられる。稚魚が川を遡上する北限は宮城県松島町だが、冬に水温が低下して死んでしまい、越冬して通年で生息できる北限は那珂川とされている。
 釜戸川には11年4月11、12日に発生した地震で川の脇にある炭鉱の立て坑跡地から噴出した温泉が流入している。県によると、温泉は水温45~56度の硫黄泉で毎秒30~50リットル噴出。温泉が流れ込んでいる場所の下流約70メートル付近で、昨年12月に計測した水温は上流に比べて8度高い14度だった。
 アクアマリンは「釜戸川は温泉の影響で冬でも水温が低下しにくいため、今回捕獲されたカワアナゴは震災直後に川を遡上した稚魚が越冬し、成長したとみられる」としている。

カテゴリー:びっくり

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