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全日本空手マスターズの部 寺島さん(福島市)準優勝

庭に設置した木の人形に突きを繰り出す寺島さん

 福島市松川町の寺島伸一さん(65)=ALSOK福島=は、平成27年8月下旬に東京都で開かれた全日本空手道選手権大会マスターズの部で準優勝した。同部は40代の選手が中心で、32回目となる大会史上最高齢出場者の快挙に会場は沸いた。

 二回り年の離れた相手との立ち合いにも、年齢差を感じさせぬ後ろ回し蹴りを軸に勝ち上がった。決勝では相手に技ありの先制を許し、判定で惜しくも優勝を逃した。
 悔しさをばねに練習に励む。自宅の庭に木の人形を突く音を響かせ、約5キロのランニングと体を指3本で支える腕立て伏せを200回こなす。庭に設置した人形に向かい、突きや蹴りの形を確認する。勤務中も階段は爪先立ちで上り、歩いている時は常に体さばきを意識している。

 寺島さんは東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で避難区域となった浪江町出身。浪江中、原町高を卒業した。東北学院大に進学し、礼に始まり礼に終わる武道の精神に魅力を感じ、自分を鍛えようと空手部の門をたたいた。
 毎年、浪江中の同窓会がある。メダルと賞状を持ってきてくれとメールが多数寄せられる。仮設住宅や他県に避難した友人には「同窓生の誇りだ。頑張っている姿を見ると自分たちも負けていられないという気持ちになる」と言葉を掛けられたという。寺島さんは「古里のみんなを笑顔にしたい」と、優勝に向け、自分を磨き続けている。

カテゴリー:びっくり

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