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芝新装、プレー後押し とうほう・みんなのスタジアム

とうほう・みんなのスタジアムの芝の補修作業をする関係者=18日

 県はサッカーJ3の福島ユナイテッドFC(福島U)が本拠地としている福島市のとうほう・みんなのスタジアム(あづま陸上競技場)の芝張り替えに向け、予算確保や交換時期の検討に入った。福島Uは芝の状態を改善するようJリーグから勧告されていた。関係者やファンは「競技環境の向上につながる」と期待している。
 県は早ければ平成28年度当初予算に関連費用を計上し、来春開幕の2016シーズン終了後にも芝の全面張り替えに着手するとみられる。芝の交換に要する予算や芝の種類、施工日数、管理方法などを検討中だ。Jリーグ会場で主流となっている西洋芝の採用を視野に入れている。
 福島Uは今季、とうスタで17試合を開催した。このうち複数回にわたり、競技環境や運営状況を判定するJリーグのマッチコミッショナーが「芝の一部が薄い」などとJリーグ側に報告した。対戦相手がプレーの支障になるとして改善を求めたケースもあり、Jリーグは環境の向上を求める勧告書を9月に福島Uに出した。
 Jリーグは試合会場となる各クラブのホームスタジアムの設備に基準を設けている。芝については平たんさや原則として常緑などと定めている。条件をクリアできない場合はリーグ参加資格を得られないケースもあるが、福島Uは既に来季のリーグ参加資格(クラブライセンス)を承認されている。Jリーグは「勧告は資格剥奪に結び付く措置ではない」とするが、「(再来年の)2017シーズンの承認では芝の状態が判断材料の一つとなる可能性はある」との見解を示している。
 福島Uの竹鼻快ゼネラルマネジャー(39)は「芝の状態はプレーの質や選手の安全、興行の魅力に関わる。県などに試合環境の改善を引き続き、お願いしていく」としている。

■プロ通年使用当初想定せず

 とうスタは約2万人収容の第一種公認陸上競技場として建設された。陸上競技やサッカーなど多様な競技に使用されているが、サッカーのプロリーグのように年間を通じてピッチを使うことを当初は想定していなかった。
 芝の種類も影響しているとの指摘がある。Jリーグスタジアムの大半は生育の早い「西洋芝」を敷いている。西洋芝は種をまいて2週間ほどで育つのに対し、とうスタは「高麗芝」。暑さに強く、管理が比較的容易な半面、成長が遅く芝の回復までに時間がかかる。
 とうスタを管理運営する県都市公園・緑化協会は芝が傷んだ箇所をその都度、補修している。福島Uのホームゲームが15日で終わったのを受け、18日から修復を始めた。

■専用競技場建設目指し署名活動

 福島Uのホームスタジアムをめぐっては、経済関係者を中心に設立した「福島市にサッカースタジアムをつくる会」が専用競技場の建設に向けた署名活動を展開している。署名者は10日現在で1万2000人を超えている。
 サポーターグループの中心メンバーの草野貴也さん(38)=福島市=は「雨が降ると、ピッチ内にできた水たまりでボールが止まることがある。芝の管理は難しいと思うが、プレー環境が良くなればありがたい」と話している。

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