ホッとニュース

  • Check

いわき観光の本丸に 平城跡市有化へ 市長会見復興の象徴

いわき市が市有化する方向で検討を始めた磐城平城本丸跡=昨年11月

 いわき市は市内平の磐城平城本丸跡を市有化する方向で検討に入った。東日本大震災からの復興のシンボルとして一般開放を目指す。観光振興や市街地活性化に生かす考えで、市の魅力を歴史的な側面から発信する。清水敏男市長が5日の新春記者会見で明らかにした。

■公園に整備検討

 市は現在、市有化の時期や利活用法を検討している。関係者によると、本丸跡は平地区中心部に位置するJRいわき駅北側の好適地にあるため、市街地活性化に向けた公園として整備する方向で調整している。
 幕末期に老中職を務めた磐城平藩主安藤信正公の銅像がある松ケ岡公園をはじめ県内唯一の国宝建造物である市内内郷白水町の白水阿弥陀堂など歴史スポットを巡る周遊ルートをつくる案も出ている。
 本丸跡の面積は約1・5ヘクタール。現在は芝生の広場や住宅がある民有地で、平成5年から原則的に非公開になっている。清水市長は記者会見で「市民が自信や誇りを持つことができるように、地域と十分に協議しながら市有化に向けた作業を進めたい」と語った。
 本丸跡をめぐっては民間のまちづくり団体などが中心となって利活用策を模索してきた。昨年4月から6月までは大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン」に合わせて22年ぶりに無料開放され、観光客約2万人が足を運び、関心の高さをうかがわせた。昨年11月には紅葉を楽しむイベントを初開催し、多くの人が紅葉狩りを満喫した。
 いわき商工会議所やいわき観光まちづくりビューロー、磐城平城史跡公園の会などは昨夏、本丸跡地を市有化して市民や観光客が自由に出入りできる公園として整備するように市に求めていた。

※磐城平城
 徳川家康の忠臣鳥居元忠の息子で磐城平藩主となった鳥居忠政が慶長8(1603)年に築城に着手。12年をかけて高さ約14メートルの三階やぐらの城を完成させた。内藤氏、安藤氏など藩主が変わり、慶応4(1868)年に戊辰戦争で落城した。

カテゴリー:きれい

ホッとニュースの最新記事

>> 一覧