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絆生かし合宿誘致へ 五輪ホストタウン

郡山市と姉妹都市を結んでいるオランダ・ブルメン市を紹介するコーナー=郡山市役所本庁舎1階

 東京五輪・パラリンピックに向けた政府のホストタウン構想に郡山市と猪苗代町の計画が登録されることが決まった25日、関係者は相手国との交流発展に期待を寄せた。郡山市はオランダの文化を紹介するパネル展や現地への市民の派遣、猪苗代町はガーナの五輪参加選手を招いた競技体験や歓迎行事などを予定。交流を通して、五輪の事前合宿誘致や東京電力福島第一原発事故の風評払拭(ふっしょく)を目指す。

■オランダに派遣団 郡山 パネル展や講演会
 郡山市は、明治時代に安積疏水開削に尽力したオランダの技師ファン・ドールンの生誕地であるブルメン市と昭和63(1988)年に姉妹都市を結んだ。市は昨年12月、ホストタウンの登録に向け、オランダとの交流計画を国に提出した。
 計画によると、市はオランダの様子を市民に知ってもらうためのパネル展や講演会を平成28年度に開催する。ブルメン市との姉妹都市締結30周年を迎える30年には同国に市民らを派遣する予定だ。
 市は昨年6月、市内の関係団体・企業などで構成する東京五輪・パラリンピック市推進会議を設立し、官民一丸で事前合宿誘致などに取り組んでいる。市民の派遣を通じて市内の復興の現状などを訴え、東京五輪・パラリンピックの事前合宿誘致やオランダとのさらなる交流発展につなげる。
 東京五輪・パラリンピックが開かれる32(2020)年には選手と市民との交流イベントも企画する。
 品川萬里市長は「オランダのホストタウンに登録されることは極めて名誉。このご縁を大切に、スポーツの振興はもとより、農業をはじめとする産業・経済分野でも両国発展につながる友好関係を構築する契機としたい」とコメントした。

■ガーナ選手招き教室 猪苗代 町挙げて歓迎行事
 猪苗代町出身で世界的な細菌学者の野口英世博士は昭和3(1928)年、ガーナで黄熱病の研究中に感染し、死去した。町は博士が取り持つ縁で、長年、ガーナと交流を続けてきた。
 ホストタウンの交流計画では、選手を講師に迎えたスポーツ教室を催し、地域の子どもたちとスポーツを通じて交流する予定。町民らによる歓迎行事も企画し、選手らに町の特産品であるそばなどを振る舞い、東京電力福島第一原発事故の風評払拭の機会にする。
 前後公町長は昨年11月、東京都の在日ガーナ大使館を訪れ、シルベスタ・J・K・パポ・パーカー・アロテ駐日大使と会談。五輪の事前合宿を含め、東京五輪・パラリンピックを契機とした交流促進を求めていた。前後町長は「五輪を機に野口博士ゆかりのガーナとさらなる交流を図りたい」と語った。
 町は昭和59年から「スポーツ振興宣言の町」として、運動を通じた地域の活性化を目指している。積極的に大学生らの合宿を受け入れ、町内に全天候型のトラックを備えた町運動公園陸上競技場や全フロア床暖房の町総合体育館などを整備してきた。

カテゴリー:びっくり

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