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思い出の校歌12月に披露 浪江、浪江津島、双葉、双葉翔陽、富岡の来春休校5高校

校歌新聞の編集について意見を交わす生徒

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域にあり、平成29年度から休校となる浪江、浪江津島、双葉、双葉翔陽、富岡の高校5校の校歌が12月に開かれる県高文連のイベントで披露される。校歌をテーマにした新聞も作成し、来場者に配布する。節目を迎える5校の生徒が県内の高校生と一緒に歌い、母校の思い出を永遠に心に刻む。

 校歌の披露は5校の高校生に本県らしい形でエールを送ろうと県高文連が企画した。いわき市で開かれる県高校総合文化祭活動優秀校公演の席上、県内の合唱部と管弦楽部の部員ら総勢約370人の生徒が演奏する。
 校歌演奏は1校ずつ行われる。在校生の代表がスピーチをした後に、各校の生徒も加わり一緒に歌う。浪江と浪江津島は同じ校歌のため演奏は4曲となる。伴奏はオーケストラ用に公演のために特別に編曲し披露する。
 楽譜は参加校に配布しており11月から練習が本格化する。合唱の初めての全体練習は11月26日、郡山市の安積歴史博物館で行う。浪江高や富岡高に勤務していた教諭を招き、当時の状況を話してもらう。
 校歌披露は県の「子どもがふみだす ふくしま復興体験応援事業」として実施する。
 県高文連の三條敦理事長(50)=安積黎明高教諭=は「校歌が歌えなくなるならみんなで歌おうと生徒から声が上がった。休校になる5校の生徒への思いを込めたステージになる」と話している。
   ◇  ◇
 県高校総合文化祭活動優秀校公演は12月18日午前10時から、いわき市のアリオスで開かれる。入場無料。
 平成23年8月に県内で開かれた全国高校総合文化祭(ふくしま総文)を契機に活発化する文化部の活動を広く発信し、復興支援に役立てようと昨年から開いている。
 問い合わせは県高文連事務局(安積黎明高内) 電話024(991)7313へ。

■新聞作成、記憶に刻む
 公演当日に配る新聞の編集会議が28日、郡山市の安積黎明高で開かれ、取材を担当した各校の新聞部の生徒約20人が参加した。取材した内容、紙面のレイアウトなどに意見を交わした。
 浪江高を取材した郡山東高新聞部長の成田裕貴さん(16)=2年=は「校歌には地名が多く、歌う時はその場所を思い浮かべるという。新聞を見て母校を思い出せるような紙面にしたい」と目を輝かせた。
 校歌新聞は6万5千部発行し、来場者と県内の高校生全員に配布する。各都道府県の高文連にも配り、全国に発信する。
 参加予定校は次の通り。
 ▽合唱=安積、安積黎明、郡山、郡山東、郡山女子大付、日大東北、磐城、磐城桜が丘、いわき光洋、好間、勿来、磐城一、いわき総合、湯本
 ▽管弦楽=郡山商、安積、安積黎明、日大東北
 ▽新聞=相馬、磐城、郡山東、保原、福島

カテゴリー:響く

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