ホッとニュース

  • Check

ボンズに高校生選手 福島南3年水野幹太選手 3月末まで特別指定契約

ボンズとの初練習に臨み輪島選手と動きを確認する水野選手(左)

 国内男子プロバスケットボールBリーグ2部の福島ファイヤーボンズを運営する福島スポーツエンタテインメントは2月1日、福島市の福島南高3年でバスケットボール部に所属するU-19(19歳以下)日本代表候補の水野幹太選手(18)と「特別指定選手」の契約を結んだ。高校、大学に在籍中のアマチュア選手でもリーグ公式戦に出場できる制度で、県内では初、全国でも高校生で3人目。エンタテインメントは今後も積極的に契約し、県内若手の育成を進める。

 水野選手の契約は3月末まで。メディカルチェックを受けて選手登録する見通し。早ければ4日に猪苗代町総合体育館で行われるアースフレンズ東京Z戦でベンチ入りする可能性があるとしている。
 特別指定選手の制度は平成32年の東京五輪に向けた若手強化策で、今季設けられた。16歳から22歳までの選手を各チーム2人まで、通常のプロ選手と別枠で登録できる。
 福島スポーツエンタテインメントの宮田英治社長(45)は「有望な若手選手に有意義な環境を積極的に提供したい」と狙いを語り、今後も制度を活用し、若手選手の育成と発掘に力を入れる方針だ。
 県バスケットボール協会の佐藤洋光会長(63)は「高校生や大学生の選手がプロの試合を経験できれば技術が向上する。プロチームとの契約を目標にする選手が増えれば、県全体の底上げになる」と効果を強調し、「福島の子どもに夢や希望を与える存在になってほしい」とエールを送った。

■初練習で連係確認

 「プロの試合で経験を積み、東京五輪出場に向け、前に進む」。覚悟が動きににじみ出ていた。水野選手は1日の契約締結後早速チームに合流し、郡山市の郡山総合体育館で初練習に臨んだ輪島射矢(いりや)選手(31)らと攻守での連係を確認。試合形式の練習では積極的にゴールを狙った。
 森山知広ヘッドコーチ(33)は「プロ選手の高さや当たりの強さに慣れれば活躍できる逸材。試合の流れを変えるプレーをしてほしい」と望む。
 身長183センチ、体重72キロ。ポジションは試合を組み立てるポイントガードで、正確なパスとシュートが持ち味だ。昨年、U-18(18歳以下)日本代表に選ばれ、アジア選手権に出場するなど、世界を舞台に戦った。昨夏の全国高校総体(インターハイ)では福島南高を県勢男子最高に並ぶ3位にけん引した。
 高校卒業後は法政大に進み、その後はプロ入りを目指す。「もっと強くなりたい」。貪欲に成長を求める自分にとってボンズ側から「特別指定選手」のオファーは渡りに船だった。県民から声援を浴びてプロとして活躍を続けるボンズの存在にいつも刺激を受けてきた。県内のバスケットボール界を盛り上げる役目を今度は自分が少しでも果たせればうれしいと思っている。
 背番号は「23」。憧れの元NBAのマイケル・ジョーダン選手と同じだ。「レベルの高い環境に身を置き、思い切り打ち込む」。チームの勝利に貢献する努力こそが選手としての未来に必ずつながると確信している。

ホッとニュースの最新記事

>> 一覧