ホッとニュース

  • Check

青少年合唱団ウィーン公演 音楽の都感動包む 重ねた歌声友情の証

コンサートを終え、互いの演奏をたたえる団員=オーストリア・ウィーン、ヤマハコンサートホール

【オーストリア・ウィーンで渡部純本社報道部記者】ウィーンで24日夜(日本時間25日未明)開かれた県合唱連盟青少年選抜合唱団とオーストリア地元合唱団のジョイントコンサートは、両国の未来の合唱界を担う若者が音楽を通して交流を深めた。心を一つに奏でる歌声は音楽の都・ウィーンの聴衆を感動させ、称賛の拍手がいつまでも送られた。両国の団員は新たな絆を力に、成長することを約束した。

 会場となったヤマハコンサートホールに、福島の青少年選抜合唱団の団員39人が「赤とんぼ」「待ちぼうけ」と和の響きを届けた。小針智意子県合唱連盟副理事長(郡山五中教諭)が指揮、星英一県合唱連盟副理事長(福島東高教諭)がピアノ演奏を担当した。団員は引き続きブルックナーとラインベルガーの名曲を歌い上げた。
 HIBリーベナウ合唱団はオーストリア・グラーツの全寮制学校の合唱団で、今回10歳から23歳までの40人が参加した。オーストリア民謡など動きを交えた楽しいステージを見せた。
 3部では福島とHIB合同でウィーン出身のヨハン・シュトラウス二世の作曲「Tritsch-Tratsch-Polka(トリッチ・トラッチ・ポルカ)」「Rosen aus dem Suden(南国のバラ)」を披露した。会場に詰め掛けた聴衆約150人は、地元作曲家の曲を美しい旋律に乗せて表現する両国の合唱団に「ブラボー」の声を次々と上げた。
 22日に日本を出発しウィーンに到着して初の演奏会。海外は初めての団員も多く、時差ぼけと慣れない欧州の乾燥した空気の中で、直前まで発声や演奏曲を繰り返し練習した。緊張から思うように曲を表現できず涙を流す団員もいた。
 団員の緊張を解きほぐしたのは引率した指導者や先輩団員、そして音楽を志す異国の仲間だった。
 アルトの鈴木香栞(かおり)さん(20)=国立音大2年、会津学鳳高卒=は「言葉の壁はあるが、音楽を通して心が通えることを改めて感じた。演奏会は幸せな時間だった。いつかまた再会して、音楽を楽しみたい」と感激した様子だった。
 タクトを振ったHIBのマリア・フュルントラートさんは「福島の皆さんから素晴らしい歌を披露してもらった。演奏を通し心を一つにできた」とほほ笑んだ。
 コンサート終了後、福島とオーストリアの若者はハイタッチを繰り返し互いの演奏をたたえた。最後に握手し再会を誓った。

カテゴリー:響く

ホッとニュースの最新記事

>> 一覧