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県産酒 復興の力に 5年連続日本一記念イベント10月開催 在英県人会

 全国新酒鑑評会での金賞受賞数5年連続日本一を記念し、英国で開かれる県産酒のPRイベントは10月17日から3日間にわたり、福島の美酒の魅力と食の安全をアピールする祭典となる。ロンドンの国会議事堂や名門ゴルフコースを舞台に、紳士・淑女に東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興の現状も発信し、風評払拭(ふっしょく)につなげる。

 在英県人会「ロンドンしゃくなげ会」が中心となって企画し、県や県酒造組合などが協力する。同会の満山喜郎会長(ワールド県人会長、白河市大信出身)が22日、県庁を訪れ内堀雅雄知事に概要を説明した。
 海外では東京電力福島第一原発事故に伴う風評だけでなく、風化が国内よりも顕著となっている。このため、全国新酒鑑評会で確かな評価を得ている県産酒を蔵元関係者が自らアピールし、国内トップレベルの日本酒産地としての福島を印象づける。復興の現状を国際社会に発信し、観光誘客を促す狙いもある。
 英国国会議事堂では日英両国の議員、政府機関の関係者、有名企業の代表者、報道関係者らが参加する。格式高い国会議事堂での開催について内堀知事は「簡単なことではない。大成功するよう県として協力する」と支援を約束した。
 国会議事堂では商談が禁じられているため、2日目に在英日本大使館で催すイベントに輸入業者や卸業者、飲食店経営者、ソムリエらを招き、日本酒市場拡大に向けた交流の場とする考えだ。
 最終日は欧州男子ゴルフの大会コースとして知られるウェントワースゴルフクラブで「福島ゴルフコンペ」を開催。欧州で影響力のある紳士・淑女が参加し、レセプションでは県産酒を試飲してもらう。ニアピン賞などの景品には県産品を贈る計画だ。夜には「福島蔵元ディナー」を催し、コース料理に合う酒を提供し、蔵元関係者がその魅力を説明する。
 県酒造組合の新城猪之吉会長(66)=末廣酒造社長=は「英国で提供される日本食は水準が上がり、日本酒のおいしさも伝わりつつある。県産酒の魅力をさらに伝えたい」と期待した。

■9月にジャパン祭り

 英国で日本の文化や物産を紹介する「ジャパン祭り」は9月24日、ロンドン中心部の観光名所で1日約7~8万人が訪れるとされるトラファルガー広場で開かれる。
 昨年は欧州連合(EU)の輸入規制緩和を受け、ロンドンしゃくなげ会が全農や県の協力を得て県産の桃や梨、リンゴを初めて販売し好評だった。このため、今年は販売量を増やす予定という。
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 来県した満山会長は22日、福島民報社を訪れ高橋雅行社長と懇談した。

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