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三春盆太鼓友好の響き 姉妹都市・米ライスレイク訪問団 30年ぶり踊りの輪

保存会のメンバー(左奥)が奏でる音色に合わせて盆踊りの輪を広げる三春町とライスレイク市の参加者

【米国ウィスコンシン州ライスレイク市で米谷量平田村支局長】三春町とライスレイク市の姉妹都市協定締結30周年を記念した町の親善訪問団は11日、ウィスコンシン州立大バロン郡校で三春盆太鼓を披露した。現地での披露は締結式以来30年ぶり。友好の証しとなる音色に合わせて双方の住民が友情の輪を広げた。町産の日本酒やコメを提供し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの着実な復興を伝えた。

 バロン郡校のホールに大町、中町の両太鼓保存会のメンバーが奏でる太鼓や笛などの軽妙なおはやしのリズムが響いた。ライスレイク市民は浴衣や法被姿の親善訪問団のメンバーに振りを教えてもらいながら右に左と手足を動かしながら町に伝わる伝統の踊りを楽しんだ。演奏が終了すると自然と拍手が湧き起こり、訪問団と市民が手を取り合って感激の表情を浮かべた。
 親善訪問団には昭和62年に市内で行われた協定締結式にも臨んだ4人が加わっている。大町太鼓保存会の横山雅彦さん(59)もその一人。「太鼓をたたいていくうちに前回の記憶がよみがえってきた。一層交流を深める機会となった今回もばちを握れて光栄です」と額の汗を拭った。
 橋元健史さん(23)は親子二代続けての参加となった。協定締結式では父勝紀さん(56)が和太鼓を打ち鳴らした。健史さんはライスレイク高に留学した経験を持つ。「親孝行にもなった。町と市の親善ムードがさらに高まってほしい」と青春時代の思い出が詰まった地とのさらなる交流発展を祈った。
 ライスレイク国際交流協会のメアリー・ハンキンス会長は「素晴らしい演奏だった」と感激しきりだった。
 訪れた市民に町内の佐藤酒造が醸造した日本酒や町産米が振る舞われた。市民は香り高い地酒や炊きたての白米を堪能し、食を通じて震災と原発事故からの復興を実感していた。
   ◇  ◇
 親善訪問団は16日(日本時間)に帰国の途に就く。

■震災報道写真パネル 福島の現状展示
 バロン郡校の美術棟に福島民報社の東日本大震災報道写真パネル「福島の記録」が展示された。
 「再生・復興へ」などテーマごとに日本語版と英語版を並べた。訪れた人は甚大な被害を記録したパネルの数々や、その後の復興に取り組む県民の姿を紹介するパネルを鑑賞しながら県内の現状に理解を深めていた。
 福島民報社は親善訪問団を、県内の現状を発信する「ふくしま復興特別大使」に委嘱している。

カテゴリー:響く

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