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「たなぐら大家族」憩いの場に 若者発案、来春オープン

オープンに向けて仲間と共に意見を出し合う増成さん(中央)

 棚倉町の若者によるマチづくりグループ「たなぐら大家族」は来年春にも町内のJR磐城棚倉駅前にある空き店舗を利用した交流施設をオープンさせる。住民が気軽に集まったり、交流イベントを開いたりできる空間とする。町内への移住促進に向けて町の魅力を発信する拠点としても活用する。
 交流施設は空き店舗1階の旧喫茶店を再利用して設ける。床面積は約70平方メートル。来年2月末までに完成させる予定で、地域活性化センター(東京都)の移住・定住・交流推進支援補助事業の助成金200万円を整備費に充てる。
 町内への転居を考えている人の相談に応じるコーナーを設けるほか、会員制交流サイト(SNS)などを通じて移住希望者向けの情報を届ける。町のグリーンツーリズム事業で来町した人の受け入れや首都圏で開催される移住促進セミナーなどへの出展など町と連携した取り組みも想定している。
 改修作業は10代から40代までのメンバー20人の手作業で、施設内外の機能やデザインを考えながら進めている。「建材の風合いを生かした室内にしたい」「町の魅力を感じられる工夫をしては」。女子高生や仕事の合間を縫って足を運ぶ会社員らが思い思いに意見を出し合っている。
 メンバーのまとめ役は今年春まで町地域おこし協力隊員だった福岡市出身の増成貴弘さん(29)。隊員の任期満了後も町に残り、現在は今年度に創設された県の移住コーディネーターとして活動している。
 町内には公共施設を除き、若者が気軽に集える場所が少ない。増成さんは自身が事務所に使っている駅前の空き店舗を交流拠点に活用できないかとメンバーに提案して計画が動きだした。「町での楽しみ方、良さを知ってもらえれば、県内外から多くの人を呼び込める」と増成さんは強調する。
 メンバーの修明高1年の小浜美空さん(15)は「学校帰りの高校生が集まって、交流できる施設になってほしい」と願っている。同じくメンバーで今年春まで町地域おこし協力隊員を務め、現在は町内で働く埼玉県毛呂山町出身の佐久田英典さん(25)は「住む人が楽しいと思える地域には必ず人が集まってくるはず」と期待した。

カテゴリー:なるほど

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