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避難指示解除から半年 商業施設や食堂が開業 114号国道沿い

「語らい処やまこや」で昼食を取る家族。店主の紺野さん(後方左)は笑顔で来店者を迎えている

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示解除から半年が経過した川俣町山木屋。9月1日現在、住民基本台帳人口969人の24.2%に当たる235人が居住している。地区を東西に横切る114号国道沿いには商業施設や食堂が開業し、にぎわいが生まれ始めている。

 7月1日にオープンした復興拠点商業施設「とんやの郷」は、9月20日に114号国道が自由通行化されたのに伴い利用者数を増やしている。食堂では町の特産地鶏「川俣シャモ」を使った料理などが人気を集め、小売店では町内の清川製菓製パン店の「油ぱん」などが売れ筋だ。帰還した住民は野菜や魚を中心に買い求めている。
 スーパー「ファンズ」を展開する「運喜」の移動販売車は約60世帯が利用している。販売を担当するファンズ川俣店移動スーパー事業マネジャーの蓮尾啓司さん(48)は「商業施設ができた7月以降、帰還者の増加に伴って利用者数も伸びてきた」と現状を語った。
 「とんやの郷」に隣接する山木屋郵便局は11月20日の営業再開に向け準備を進める。預金の引き出しや年金の受け取りが可能となり、住民の生活向上が期待される。
 食堂と住民の憩いの場を兼ね備えた「語らい処やまこや」では店主の紺野希予司さん(65)、まり子さん(63)夫婦が笑顔で来店者を迎える。食堂を営業する昼時は満席だ。山木屋出身で町中心部の災害公営住宅で暮らす佐藤俊枝さん(55)は親族6人で訪れ、「多くの懐かしい顔が見られるのはうれしい」と喜ぶ。
 114号国道からは工事用の足場に覆われた山木屋小校舎が見える。2018(平成30)4月の小中一貫校開校に向けた整備が進む。町教委は近く、就学意向調査の結果を公表する予定だ。

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