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坂下ブランド東南アジアに 町商工会にタイの県人会が協力

会津坂下町の特産品を前に輸出へ思いをはせる原会長

 会津坂下町商工会は2018(平成30)年度から、日本酒や乳製品、みそ、菓子など会員事業所の特産品を東南アジア諸国に売り出す。タイの県人会関係者の協力を得て現地で商談会などを開くほか、マレーシアやインドネシアでの販売も目指す。「坂下ブランド」を海外に発信し、販路拡大とインバウンド(訪日外国人客)獲得につなげる。商工会単位で輸出事業に取り組むのは県内初となる。

 町商工会は来年7月にも、首都バンコクの日本大使館で現地の食品流通関係者らを対象に、特産品を紹介するパーティーを開く計画だ。
 会員事業所の日本酒や乳製品、菓子などを振る舞い、現地の食材をみそで調理し味わってもらう。インバウンドを増やすため、約400年の伝統を誇る「初市・大俵引き」など町の伝統行事と文化を写真で伝え、観光地としての魅力をアピールする。
 来年10月ごろには、バンコクの有名デパートで1週間程度の展示・商談会を催す予定で、取引開始を目指す。2019年2月ごろにも開催を予定している。
 大使館でのパーティーとデパートの展示・商談会とも、バンコク県人会「バンコク福島桃の会」副会長を務める渡部洋さん(金山町出身)の協力で実現する見通しとなった。船便などの輸出経費は、全国商工会連合会の補助金を活用する予定で、申請準備を進めている。
 会津坂下町と会津美里町、JA会津よつばでつくる「会津みしらず柿販路拡大促進協議会」は昨年度、会津身不知(みしらず)柿のタイへの輸出を6年ぶりに再開し、約3・5トンを送った。今年度は約10倍の輸出を目指す。県産食品を受け入れる環境が整っているため、町商工会は特産品を輸出する第1弾に同国を選んだ。一方、県内からモモやカキ、ブロッコリーなどを輸入しているマレーシア、モモの取引実績のあるインドネシアでも商談会を開きたい考えだ。
 乳製品の輸出に前向きな会津中央乳業の二瓶孝也社長(71)は「国内市場が縮小しており、海外にはビジネスチャンスがある。会津の生乳を使ったチーズやアイスが現地でどう評価されるか楽しみだ」と期待している。
 町商工会の原幸二会長(68)は「会員事業所を支援するため海外に目を向けた。輸出事業を成功させ、東南アジアで坂下ブランドの価値を高めたい」と張り切っている。

カテゴリー:なるほど

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