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自然生かし子育てを 猪苗代の農業 土屋美香さん

子育てサークルの活動内容を話し合う土屋さん(左)

 会津の豊かな自然の中、心豊かな子どもを育みたい-。その夢が間もなく実現する。
 猪苗代町壺楊(つぼよう)の農業土屋美香さん(35)。未就学児を受け入れる子育てサークル「森のようちえん こめらっこ」を来年4月、町内に開園する準備に追われている。親子5組が参加予定だ。「子どもたちのにぎやかさを、地域の元気につなげたい」と張り切っている。
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 土屋さんと子育てサークルに参加予定の親子が14日、町内の民家に顔をそろえた。施設の運営について話し合うためだ。
 開園に合わせ、土屋さんは親族が所有する住宅を活動拠点に改修する。自らの田んぼで子どもたちと一緒にコメを育て、畑では会津伝統野菜の「余蒔(よまき)きゅうり」を栽培し、土のぬくもりに触れる。梅干しやみそ造りにも挑戦する。
 夏には猪苗代湖畔で水遊びを楽しむ。地域のお年寄りを講師に迎え、昔遊びなどをして世代間の交流も深めたい。アイデアは増える一方だ。
 東京都出身。立教大大学院卒業後、NPO職員として都内の学童クラブで指導員を務めた。2009(平成21)年から2年間、国際協力機構(JICA)青年海外協力隊としてバングラデシュに派遣された。はだしで大地を駆ける子どもたちに明るさ、たくましさを感じた。
 2013年、結婚を機に猪苗代町に移住し、就農した。2年後に長男を授かる。育児に追われる中、子どもが生まれ持った感性を引き出せる子育てについて考えるようになったという。幼い子を相手に国内外で積んだ経験を生かしたいと願った。
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 今年に入り、施設開園に向けた準備を本格化させた。長野、山梨、沖縄各県で、自然を生かした保育を行っている施設を視察した。それぞれの地域の魅力を反映した保育を実践していると感銘を受けた。
 保育士の資格取得も目標としている。「子育てを通して地域の人々がつながる。それが理想」。師走から春に向かって大きく希望が膨らむ。

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