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駅伝福島 正月快走 箱根駅伝、東洋大往路V 2区相沢晃選手(学法石川高出身)

2区の歴代13位の好記録で次走者にタスキを渡す東洋大の相沢選手(左)

 2日の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)往路で東洋大2年、相沢晃選手(20)=学法石川高出身=は各校のエースが集う2区を区間3位の好記録で走り、4年ぶり6度目の往路優勝に貢献した。体調不良で欠場した昨年の悔しさを晴らす快走で、「陸上王国・福島」で培った実力を示した。
 相沢選手は各校が主力を投入する「花の2区」で初の箱根路に挑んだ。2位と14秒差の首位でタスキを受け、最初の5キロを想定より速い14分12秒で入ったが、酒井俊幸監督(41)=石川町出身=の指示通りハイペースを保った。15キロすぎ、高低差約40メートルの権太(ごんた)坂の定点は、2区の日本人歴代最高記録(1時間6分46秒)も狙えるラップで通過した。
 権太坂の下りで母香代子さん(53)や親族の応援に左手を上げて応えた。残り3キロの上り坂で苦しみ、区間賞にはわずか3秒及ばなかったが、1時間7分18秒は外国人留学生を含め歴代13位の好記録。青学大の追い上げを最小限に食い止め、チームに流れを呼び込んだ。
 昨年も同じ2区にエントリーされながらノロウイルスに感染し欠場した。今季は故障や体調管理に一層注意しながら練習を重ね、5000メートル、1万メートルの自己記録を大幅に更新した。11月の全日本大学駅伝の1区区間賞で注目を浴びた。
 2日のレースでは、昨年は仲間の記録を計測していた横浜駅前(8・2キロ地点)を駆け抜けた時、この1年間の自分の成長を実感した。
 1日の全日本実業団対抗駅伝の1区で区間賞を獲得した後輩の遠藤日向(ひゅうが)選手(19)=住友電工=ら学法石川高OBの活躍も刺激になった。「日向の活躍を見て負けられないと思った」。高校の先輩でもある酒井監督は「攻めの走りで期待に応えてくれた」と手放しでたたえた。
 競技を始めた須賀川市の陸上スポ少「円谷ランナーズ」で指導を受けた芳賀敏郎さんが、2016(平成28)年12月に57歳で他界した。市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)で須賀川市チームの監督を務めた恩師の夢は五輪選手の輩出だった。「箱根を走って少しは恩返しできた。来年は三大駅伝で全て区間賞を取り、いつか芳賀さんが願った五輪で走れるレベルになる」。新春の快走は飛躍への序章だ。
 学法石川高の松田和宏陸上競技部監督(43)は2日、現地を訪れ、箱根路を走る卒業生たちを応援した。相沢選手について「高校時代と比べて大きく成長した」とたたえた。

■遠藤日向選手(住友電工、学法石川高出身)区間賞 全日本実業団対抗駅伝・1区

 1日に群馬県で行われた全日本実業団対抗駅伝で、郡山市出身の遠藤日向選手(19)=住友電工、学法石川高出身=が1区(12・3キロ)で区間賞(34分55秒)を獲得する快走を見せた。高卒1年目のルーキーがニューイヤー駅伝で鮮烈なデビューを飾った。
 序盤から先頭集団でレースを引っ張り、終盤は昨年の箱根駅伝1区区間賞の服部弾馬選手(トーエネック)との一騎打ちとなった。残り100メートルで持ち味のラストスパートを見せ、1秒差で制した。
 高校時代は、国体の3000メートルや5000メートルを制覇し、全国にその名をとどろかせた。多くの実業団や大学から勧誘を受ける中、早大などで名ランナーとして活躍した渡辺康幸氏(44)が監督を務める住友電工入りを選んだ。箱根駅伝より実業団で世界と戦えるスピードを磨く道を選んだ。
 2020年東京五輪を目標にする19歳は「最後まで諦めずに走り、勝つことができた。すごくうれしい」と笑顔を見せた。

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