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バットを麺棒に持ち替え 15日そば店開店 大塚久泰さん(若松)

ノックバットを麺棒に持ち替え、そば店を開く大塚さん

 約35年間にわたり高校野球の監督を務めた会津若松市表町の大塚久泰さん(67)は15日、市内七日町にそば店を開店する。厳しい練習に付いてきた教え子、応援してくれた市民らに味で恩返ししようと一念発起した。ノックバットを麺棒に持ち替え、そば打ちに第二の人生を懸ける。
 大塚さんは会津工、喜多方、田島、喜多方商(現喜多方桐桜)の各高校で指導した。自らが磐城高生時に果たした甲子園出場を目標に多くの球児を育てた。20年ほど前、部員の保護者が打ったそばの味に心を奪われた。その場で弟子入りを志願し、打ち方を学んだ。腕を上げ、10年後には飲食店にそばを提供するまでになった。
 定年後も再任用で社会科の教壇に立ち、2年前に教職を退いた。「甲子園を目指したように何かに挑戦したい。そばの技でお世話になった人を笑顔にできないか」。妻秀子さん(61)と創業準備を進めた。
 店名は「蕎麦(そば)カフェ會(かい)」。七日町通りの商業テナント施設「七日町パティオ」内に店舗を構えた。テーブル3台とカウンター席がある。原則、営業は昼のみとなる。開店の情報を聞いた教え子からは「野球を通じて人としての生き方を教えてくれた監督を応援しよう」と声が上がる。店内の冷蔵庫は会津工OBらが贈った。看板は元球児で漆芸家の坂内憲勝さん(61)が手掛けた。
 大塚さんは「ノックバットでボールを打つように、麺棒でも思い通りそばを打てるようになった。そばも野球も基本が大切。堅実な味でもてなしたい」と野球を重ねる。きめ細かい戦術で知られた名将のこだわりは、そば粉と小麦の配分が10対1だという。
 問い合わせは同店 電話090(6852)0133へ。

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