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ゆきちゃん7カ月ぶり帰国 米で心臓移植手術

父の純一さんの手を引き、空港ロビーを元気に歩く祐綺ちゃん(左)。後ろは母のかおりさん

 重い心臓病の拡張型心筋症を患い、米国で心臓移植手術を受けた棚倉町の中川西祐綺(なかがわさい・ゆき)ちゃん=1歳11カ月=は16日、成田空港に降り立った。臓器提供者(ドナー)から「命のバトン」を受け、約7カ月ぶりに日本へ帰国した。父純一さん(30)の手を引いて歩く元気な姿を見せ、出迎えた親族や支援団体「ゆきちゃんを救う会」の関係者に安堵(あんど)の表情が広がった。
 祐綺ちゃんは一緒に渡米した純一さんと母かおりさん(29)と共に療養先のニューヨークの空港から搭乗した。約15時間のフライトを経て、同日午後4時ごろ、かおりさんに抱きかかえられながら空港の到着ロビーに姿を現した。救う会共同代表の小針弘之さん(59)や富山雄一さん(36)ら約20人から「お帰り」と歓迎を受け、久しぶりの再会を喜んだ。
 祖父の中川西三男さん(52)=棚倉町=は「出国前は補助人工心臓を付けた痛々しい姿だったが、元気な様子にほっとした」と目を細めた。日本からの出国時、ストレッチャーで運ばれていた祐綺ちゃんは現在、成長が遅れた体格も平均的な月齢相当にまで発達。駆け足をしたり、音楽に合わせて踊ったりするほどに回復した。かおりさんは「頂いた命をしっかり育て、また家族やきょうだいと暮らせる日を楽しみにしたい」と話した。
 祐綺ちゃんは同日、検査のため国内便を経て渡米前に治療を受けていた大阪府の病院に入院した。退院後、数カ月間は病院近くで生活して良好な状態が続けば古里に戻れる見通し。

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