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テオ・ヤンセンさんに聞く 3日からアクアマリンで展覧会

作品誕生のきっかけや楽しみ方について語ったテオ・ヤンセンさん

 自然の力で動く"アート生物"ストランドビーストを展示する「テオ・ヤンセン展inふくしま2018」の開幕を前に、オランダの芸術家テオ・ヤンセンさんは会場となるいわき市小名浜のアクアマリンふくしまで福島民報社のインタビューに応じた。「作品が被災地再生の希望の光になれば」と語り、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興進める県民を励ました。
(聞き手・文化部長 佐藤 克也)

 -生命力あふれる作品、ストランドビーストがふくしま、いわきに上陸する。
 「震災で亡くなった方がたくさんいる。オランダで新しい"生命"をつくっている身として、作品を通し、命が生まれる喜びを被災した皆さんに再び感じていただければうれしい」

 -作品の着想はどこから。
 「最初のきっかけは、新聞記者時代に『全ての生物は風の力で動いている』という内容の物語について記事を書いたこと。取材で知った道具を実際に買って試行錯誤し、制作が始まった」

 -作品の楽しみ方、魅力は。
 「他のアート作品の多くとは異なり、触ったり動かしたりして体験できることが一つの醍醐味(だいごみ)だ。また、現在は浜辺の生物として環境に順応するよう、波や潮風に強くするなど進化をさせ続けている」

 -社会でアートが担う役割は。
 「ストランドビーストは一般の人に広く親しまれていると考えている。私たちの生活では、食事や睡眠などと同じように、考えることが重要だ。アートは私たちの思考に必要な刺激の一つであり、人生を豊かにしてくれる」

 -幅広い世代が興味を持っている。特に子どもたちに伝えたいことは。
 「私自身、大人になりきれていない。作品で一緒に遊んで喜びを共有しようと思う。子どもたちは私たちの未来そのものだ。彼らに新たな刺激を与え成長を促したい」

■ヤンセンさん初日から来日トーク
 展覧会開催に合わせ、テオ・ヤンセンさんによる来日スペシャル・トークが3日から5日まで、いわき市のアクアマリンふくしまで催される。トークを交えながら、ストランドビーストのデモンストレーションを行う。開催時間は次の通り。
 ▽3日=午前11時、午後1時、同3時▽4日=午前11時、午後3時▽5日=午前11時、午後1時、同3時

■4日は特別講演会
 テオ・ヤンセンさんの来日特別講演会は4日午後1時から同所で開かれる。今回出品されていない過去の作品などの動画や画像を交え、ストランドビーストの魅力を紹介する。
 参加無料。開館時からエントランスホール入り口で先着190人に整理券を配布する。

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