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健康で商店街に活気 三つの「通り」巡って

 会津若松市中心部の野口英世青春通り、神明通り、市役所通りの3商店街は今夏から、健康をテーマにしたにぎわい創出に取り組む。没後90年になる世界的細菌学者野口英世博士が若き日に勉学にいそしんだ地であるのにちなみ、各商店街の史跡などを巡る消費カロリー付きの回遊マップを作成するほか、体に優しい商品を開発・販売する。健康にちなんだ映画祭なども開催して商店街の魅力を高め、誘客増を目指す。
 猪苗代町出身の野口博士が医学の道へ入るため書生として日夜励んだ野口英世青春館(会陽医院跡)、戦国時代に会津を治めた蒲生氏郷公の墓など3商店街には名所が多い。回遊マップには史跡や店舗を巡ると消費するカロリーのほか歩く距離などを記し、市民や観光客の健康維持に役立ててもらう。市民向けの健康づくり教室や講座も予定している。
 体に優しい商品は、漢方薬にも使われる会津伝統野菜のオタネニンジンを材料にしたカクテルなどを想定している。神明通りの飲食店から販売を始め、反響を見ながら青春通り、市役所通りの店でも提供する考えだ。
 このほか、青春通りの商店街では、神明通り沿いにある神明神社の祭礼に合わせて8月4日、野口英世青春広場で健康まつりを実施する。かつて映画館があった市役所通り商店街は初秋に會津稽古堂で健康をテーマにした映画祭を開催する予定で、今後プログラムを検討する。
 戊辰戦争150周年の今年、市内には国内外から大勢の観光客が訪れると見込まれており、一層魅力的なまちづくりが急務となっている。青春通りの商店街は2年前から健康まつりを開催して好評を得てきた。神明通りのアーケードが今春新調され、街歩きがしやすくなったのを地域活性化のチャンスと捉え、連携を決めた。
 市内のオサダビルで10日、野口英世青春通り協議会、神明通り商店街振興組合、市役所通り商店街振興組合による実行委員会の会合を開き、実施概要を確認した。3商店街には150店超が軒を連ねており、統一のステッカーやプレートを掲示する方向で調整する。
 実行委員長の山崎捷子さん(79)=ホテルニューパレス会長、野口英世青春通り協議会長=は「3商店街の三本の道を点や線でなく面として捉え、地域活性化のために一緒に活動したい」と意欲を語っている。

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