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戊辰150年歴史的名局を 本因坊戦第1局山口・萩で前夜祭

前夜祭で子どもたちから花束を受ける本因坊文裕(左)と山下九段

 戊辰戦争150年にちなんだ囲碁のタイトル戦で、第5局が会津若松市で予定されている「第73期本因坊戦」七番勝負の第1局は15、16の両日、山口県萩市で打たれる。14日は市内の旅館「萩本陣」で前夜祭が開かれ、国民栄誉賞を受賞した本因坊文裕(もんゆう)=井山裕太七冠(28)と、挑戦者の山下敬吾九段(39)が意気込みを語った。
 7連覇が懸かる文裕は「萩を訪れるのは初めて。調子はいい方向に行っており、納得のいく対局にしたい」と決意を示した。
 通算23期のタイトルを獲得している山下九段は「井山さんの一強時代が続いているが、囲碁界にとっても、本人にとっても良くない。引きずり落とさなければならない」と会場の笑いを誘った。
 地元の小学生から花束を受けた両棋士はファンと和やかに歓談し、歴史的なシリーズに臨むことができる喜びをかみしめた。
 「戊辰対局」にちなんだ交流企画で、本県を代表する歌人が萩市を訪れており、15日は対局を観戦するほか、山口県の歌人と市内を吟行した後、歌会を開く。
 萩市は江戸時代に毛利氏が治めた長州藩の本拠地となった城下町。明治維新「胎動の地」であり、初戦の開催地に選ばれた。白虎隊士で元東大総長の山川健次郎と関係が深く、会津若松市で発足した山川健次郎顕彰会の宗像精(ただし)会長=会津藩校日新館長=は昨年11月、萩市を訪れて講演し、健次郎が若い時に師とした長州藩士の奥平謙輔と前原一誠の墓前に参拝した。
 白河市とも交流の機運が高まっている。白河市の鈴木和夫市長らは昨年12月に萩市役所を訪問、14日の前夜祭で歓迎のあいさつをした萩市の藤道健二市長と懇談し、藤道市長は7月に白河市で開催する合同慰霊祭に参加する意向を示した。

■第5局は若松で
 今期の本因坊戦七番勝負は、7局のうち3局を戊辰ゆかりの地で開催する。第5局は6月30日・7月1日に会津若松市東山温泉「今昔亭」で打たれる。第5局は毎日新聞社、日本棋院、関西棋院の主催、大和証券グループの協賛、福島民報社の協力、会津若松市の後援。

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