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全国連携友情醸す 興こし酒 坂下で「絆舞」仕込み

酒の仕込みを体験する信金役員

 26日に会津坂下町の曙酒造で行われた47都道府県産のコメを用いた純米大吟醸酒「絆舞(きずなまい)」の仕込みで、全国の信用金庫の役員らは共同作業を通じて地域連携の絆を一層強め、東日本大震災と熊本地震の被災地応援の思いを新たにした。取り組みを契機に過疎や高齢化が進む地方にも活力を与えたいと意気込んでいる。

■被災地応援思い新た

 全国26の信用金庫と信金中央金庫の役員、橋本明良県商工労働部長、斎藤文英会津坂下町長らが色とりどりの法被を着込んだ。曙酒造の鈴木孝市杜氏(とうじ)から手ほどきを受けながら、ふかしたコメを布で包んでタンクに運び、棒でかき混ぜる工程を体験した。
 「信金同士のつながりがさらに強まった」。地元会津信金の星幹夫理事長はプロジェクトの手応えを感じている。「酒をはじめとする県内のものづくりや観光の魅力を県内外に発信し、地域活性化につなげたい」と語った。
 熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県の信金幹部も震災と東京電力福島第一原発事故で被災した福島県民を気遣う。熊本中央信金の沼田雄一理事長は「福島ではいまだに不便な生活を強いられている方がいると聞く。同じ被災地として、これまで以上に応援していきたい」と言葉に力を込めた。
 仕込みに先立つセレモニーでは、東北地区信金協会副会長を務める福島信金の樋口郁雄理事長が「全国の信金が地域を超えて絆を結び、連携する姿を大いにアピールしたい」とあいさつした。橋本部長は「プロジェクトを通し、本県の蔵元の情熱や技術、復興に懸ける思いが多くの人に伝わってほしい」、斎藤町長は「日本全国の絆の酒だ」と述べた。
 仕込みには佐久間弘元県会津地方振興局長、伊藤直樹県東京事務所長、福島民報社の芳見弘一常務も加わった。

■城南信金理事長が名称発表

 セレモニーで城南信金の渡辺泰志理事長が仕込んだ日本酒の名前を「絆舞(きずなまい)」と発表。「飲めば思わず舞い踊りたくなるようなおいしいお酒を造りたい」と思いを示し、プレートを鈴木杜氏に託した。
 「舞(まい)」と「米(まい)」をかけており、「47都道府県のコメが一つになって出来上がる絆の酒」との意味を込めた。
 県内からはいわき産コシヒカリ「Iwaki Laiki(いわきライキ)」、中通り産コシヒカリ、会津産の酒米「五百万石」を用いた。鈴木杜氏は「本県らしい甘味とキレに加え、透明感のある味、食事に合う味を目指す。全国新酒鑑評会で金賞受賞数6年連続日本一の本県の誇りに懸けて、良い酒を造りたい」と表情を引き締めた。

■9月のよい仕事フェアで披露

 9月19、20の両日に東京都千代田区の東京国際フォーラムで開く「2018"よい仕事おこし"フェア」では「絆舞」の披露、発売のほかに47都道府県のコメで握った「絆のおむすび」を作る。福島、岩手、宮城、熊本の4県の野菜や肉を使った「心の寄せ鍋」も、来場者に提供する。
 昨年に続き、福島、岩手、宮城、熊本の4県のコメを用いた「絆結(きゆ)」も造る。
 問い合わせは実行委員会事務局 電話03(3493)8130へ。

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