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「第九」国内初演100年 鳴門(徳島)で記念演奏会

国内初演100周年の思いを胸に高らかに「第九」を歌い上げる出演者

 第37回ベートーベン「第九」交響曲演奏会は2、3の両日、徳島県鳴門市文化会館で開かれている。毎年6月第1日曜に開催しているが、今年はベートーベンの交響曲第九番国内初演100周年を記念し2日間開催する。国内外から合わせて約1160人が参加する。県内からは3団体の約50人がステージに上がる。

 初日は県内から会津第九の会、ふくしま「第九」の会が参加した。ふくしま「第九」の会は昨年、全日本「第九を歌う会」連合会に加入し、常務理事事務局長の岡部善通さん(73)が初めて参加した。岡部さんは「第九をともに歌うことを通して鳴門市の出演者と意気投合し友愛の輪が広がった」と話した。会津第九の会は例年より多い33人が参加。事務局長の小沢久美子さん(63)は「初演百周年を盛り上げようとする関係者の意気込みを肌で感じた。鳴門の松江豊寿への熱意を会津に持ち帰り、9月の会津若松市の第九演奏会に向けて準備していきたい」と語った。最終日の3日はふくしま第九"すみだ歌う会"の19人が参加する。同会は2日の演奏会セレモニーで10回以上参加の感謝状を受けた。
 演奏会は鳴門市とNPO法人鳴門「第九」を歌う会の主催、全日本「第九を歌う会」連合会などの共催。第一次世界大戦時の1918(大正7)年6月1日、鳴門市の板東俘虜収容所で、ドイツ人捕虜が会津若松市出身の松江豊寿所長の人道的な処遇に感謝し、「第九」が国内で初めて演奏されたことにちなみ毎年演奏会を開いている。
 福島民報社は演奏会の出演者と来場者全員に、松江の生涯についてまとめた冊子を配布した。冊子は福島民報の「ふくしま人」で連載された内容を再編集した。演奏に先立ち、高橋雅行社長のメッセージが紹介された。

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