来春の選抜高校野球大会につながる第63回秋季東北地区高校野球大会2日目は9日、山形県中山町の山形蔵王タカミヤホテルズスタジアムと天童市スポーツセンター野球場で2回戦7試合を行った。本県勢は第1代表の聖光学院が11-3で鶴岡東(山形第2代表)に七回コールドで快勝し、準々決勝に進出した。第2代表の日大東北は3-4で東陵(宮城第3代表)に惜敗、第3代表の学法福島は光星学院(青森第1代表)と対戦し0-16で七回コールド負けだった。
聖光学院は10日午前10時から天童市スポーツセンター野球場で仙台育英(宮城第2代表)と対戦する。
東北地区高野連の主催、山形県高野連の主管。東北6県の予選を勝ち抜いた18校が出場している。
■昨年の悔しさ晴らす猛攻撃
聖光学院は初回から小技に長打とすきのない攻めで一回に一挙9点を挙げ鶴岡東を相手に勝負を決めた。2死満塁から右越え三塁打を放った遠藤雅洋は「昨年の悔しい思いがあったので絶対勝ちたかった」と充実した表情で汗をぬぐった。
昨年の東北大会初戦の専大北上戦。五回まで7点リードしながら中盤以降に失策や四死球で逆転を許し春のセンバツ出場の夢を絶たれた。中村星太主将を中心に「点が離れても自分たちの野球をする」と意思統一して試合に臨んだ。
3点を返され、斎藤智也監督が「昨年の試合を思い出すような展開だった」という五回。中村が右前打で出塁し、斉藤侑希の右前打で追加点を挙げた。遠藤も11点目となる右前打を放った。遠藤は「この試合を取るために絶対必要な1点だった」と無安打に終わった昨年の無念を晴らした。
スタンドからは昨年同じ悔しさを味わっている3年生23人も後輩に声援を送っていた。前主将の村島大輔は試合後「堂々とプレーしていた」と後輩をたたえた。準々決勝は今春の東北大会決勝と同カードの仙台育英戦。中村星太主将は「力がある相手。カバーし合う泥くさい野球をする」と闘志を高めていた。


